南アジアに位置するインドには、古代ヒンドゥー教の建造物と15世紀のイスラーム王朝の建造物が残存する「チャンパネール・パーヴァガドゥ遺跡公園」、イスラム、ペルシャ、ティムール朝とヒンドゥー教の複合建築物「レッド・フォートの建造物群」などの宗教建造物が世界遺産(文化遺産)として引き継がれています。
チャンパネール・パーヴァガドゥ遺跡公園は、インド西部グジャラート州中央部のパンチ・マハル県(Panchmahal District)に位置。
遺跡公園には、ムガル帝国(1526年~1858年)がインドを支配する以前、8世紀頃に築かれたチャウハーン朝(6世紀中旬~12世紀末)のイスラーム都市の建造物が残存しています。
レッド・フォートの建造物群は、ムガル朝・第5代皇帝シャー・ジャハーン(在位:1628年~1658年)がアーグラからデリーに遷都した時に築いた居城。
赤砂岩の巨大な城壁が要塞(アーグラ城塞)を取り囲んだ、別名ラール・キラー(Lal Qila)は、赤い壁にちなんでレッドフォートと名づけられています。
チャンパネール・パーヴァガドゥ遺跡公園は多くの遺跡が密集する地域、先史時代の銅石器、8~9世紀の初期ヒンドゥー文化の宮殿、要塞、宗教的建造物、水道設備、15世紀のイスラーム王朝・グジャラート・スルターン朝(1407年~1573年)のマフムード・ベグダ(mehmood begda)によって構築されたグジャラート州の都市遺跡。
英語表記:Champaner-Pavagadh Archaeological Park
所在地:グジャラート州パンチ・マハル N22 28 60 E73 31 60(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iii)(iv)(v)(vi) 1986年登録
ヤムナ川を背に2重の堅固な堀、城壁のアーグラ要塞に囲まれ、多彩な彫刻が施されたジャハーン・ギール宮殿、美しい白大理石のモスクや庭園は、伝統の融合とシャー・ジャハーンによって華麗に洗練された建築開発の集大成を表しています。
英語表記:Red Fort Complex
所在地:ニューデリー行政区 N28 39 20 E77 14 27(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iii)(vi) 2007年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | カジランガ国立公園 |
2 | マナス野生動物保護区 |
3 | ケオラデオ国立公園 |
4 | スンダルバンス国立公園 |
5 | ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園 |
6 | 西ガーツ山脈 |
7 | 大ヒマラヤ国立公園 |
登録年度順 | 登録名 |
1 | カンチェンジュンガ国立公園 |