ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸は、ロンドンの北西約595km、北アイルランドの首都ベルファスト(Beal Féirste)の北西約85km圏内、北アイルランド北東部アントリム州(County Antrim)の大西洋岸沿いに位置、登録面積239.405haを占有する領域に無数の巨大な玄武岩の石柱が陸から海へと露出、地質学的に重要な断崖エリアが壮観で美しい自然の光景を提示します。
半径5,000km以内に主な大陸がない英国の海外領土ピトケアン諸島は大陸から遠く離れた南太平洋東部に位置、大小合わせた島のなか、登録面積37km² を占有する最も大きな隆起サンゴ環礁のヘンダーソン島は、人類の存在によって生態学的に何の影響も受けなかった世界でも数少ない手つかずの自然が残る環礁の一つ。
ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸の最も特徴的でユニークな特色は、申し分のない水平断面で形成された約40,000に上る多角形の玄武岩舗石が露出、劇的なこの光景は芸術と科学でよく知られ、スコットランドの海を跨ぐ巨人伝説を触発、少なくとも300年の間、観光客を引きつける魅力的な地域として北アイルランドのシンボルとみなされてきました。
約6,000万年前に形成された興味深い地質学的な露出及び多角形で形成された柱状構造の配列は、アクセス可能な玄武岩質火山活動研究の最高水準の場所として、特に崖面に露出した地層は、地質学上の歴史を通した地球の活動結果を理解するための鍵となっています。
所有と経営はナショナルトラスト(National Trust)が保持、観光客及び科学者は、崖の頂上から海岸風景の見学、近くで地質調査ができる遊歩道方式によって海岸へのアクセスが行われ、経路は安全な状態を維持するため、邪魔にならないようモニターされています。
英語表記:Giant's Causeway and Causeway Coast
所在地:北アイルランド、アントリム州 N55 15 0 W6 29 7(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (vii)(viii) 2016年登録
南太平洋東部のピトケアン諸島には、人が居住するピトケアン島(Pitcairn Island)、ピトケアン島の北東約193kmに浮かぶ無人島のヘンダーソン島(Henderson Island)、デュシー島(Ducie Island)、オエノ島(Oeno Island)、サンディ島(Sandy Island)が位置、その中、白い砂浜、石灰岩の崖、豊かで穏やかな植生など、世界でも有数の自然の美しさを保持する諸島最大の島ヘンダーソン島は、手付かずの自然が残る島として、世界自然遺産に登録されています。
遠隔地であり居住に不適とされたヘンダーソン島は、生態系が人類との接触で比較的影響を受けていない世界最後の隆起サンゴ環礁の1つと考えられ、島の進化と自然選択の変遷を研究するための理想的な環境を提供しています。
英語表記:Henderson Island
所在地:ピトケアン諸島 S24 22 0 W128 19 60(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (vii)(x) 1988年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸 |
2 | ヘンダーソン島 |
3 | ゴフ島及びインアクセシブル島 |
4 | ドーセット及び東デヴォン海岸 |
登録年度順 | 登録名 |
1 | セント・キルダ |