古代都市パレンケと国立公園は、メキシコ合衆国の首都メキシコ・シティ(連邦区、Distrito Federal)の南東約776km、メキシコ東部チアパス州(State of Chiapas)に位置。
古代都市パレンケは、メソアメリカの編年における西暦500年~700年の古典期(Classic Period)、ウスマシンタ川(Usumacinta River)流域にくまなく権勢を拡大したマヤ文明建築物の優雅さと技巧が、神話によるレリーフの彫刻だけでなく文明の創造的な特質を立証するとされています。
アステカの首都テノチティトラン(Tenochtitlan)がスペイン人エルナン・コルテス軍勢により破壊された後、16世紀初頭から廃墟の上に建設された、現在、ラテンアメリカで人口密度の高い都市の一つメキシコシティには、遺跡が確認された5つのアステカ寺院、北米大陸で最大の大聖堂とベジャス・アルテス宮殿(Palacio de las Bellas Artes)のような19世紀~20世紀における公共建築物が引き継がれています。
メキシコ・チアパス州のパレンケに位置する考古学的な古代都市遺跡は、例外的によく保存された最も優れた建築物と彫刻の遺跡で認知され、西暦紀元の始まりと一致するメソアメリカ編年の先古典期後期(Late Preclassic)に設立されたと考察されています。
当初の住民は近辺の地域から移行したと推察され、彼らは、自然環境に適応し、マヤ神話を例示する彫刻レリーフの建築物の優雅と技能を証明する特徴あるマヤ文化の発展水準を常に共有したと学術的に推測され、数世紀後の約紀元500年頃には、地域の政治的勢力の中心地として繁栄しています。
英語表記:Pre-Hispanic City and National Park of Palenque
所在地:チアパス州パレンケ N17 28 59.988 W92 2 60(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (i)(ii)(iii)(iv) 1987年登録
スペイン征服以前に、メソアメリカ文明の拠点として繁栄を謳歌したメキシコシティ(Mexico City、連邦区:Distrito Federal)には、嘗て、アステカ人がテスココ湖(Lake Texcoco)の小さな島に帝国の首都として構築したテノチティトラン(Tenochtitlan)の面影が点在。
アステカ帝国の首都テノチティトランが実在した証拠を、大きな湖のアイランドシティに点在する塔のような小礼拝堂、要塞、多数のカヌーが例示しています。
英語表記:Historic Centre of Mexico City and Xochimilco
所在地:連邦地区:クアウテモック/ベヌスティアーノ・カランサ/ソチミルコ N19 25 5.988 W99 7 58.008(緯度 経度:度分秒) ※ユネスコ世界遺産リスト
登録基準 (ii)(iii)(iv)(v) 1987年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | シアン・カアン |
2 | エル・ビスカイノのクジラ保護区 |
3 | カリフォルニア湾の島々と保護地域群 |
4 | オオカバマダラ生物圏保護区 |
5 | ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域 |
6 | レビジャヒヘド諸島 |
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観光促進の為にメキシコ政府観光局が美しい自然、豊かな文化遺産、歴史的な重要度を選出基準に、全てが魔法のように魅惑的で、絶好の観光地となるメキシコ国内の自治体を紹介するプエブロ・マヒコ・プログラム(スペイン語:Programa Pueblos Magicos)に選出された自治体。