テンブレーケ神父の水道橋水利施設は、中央メキシコの台地、メヒコ州(Estado de Mexico)とイダルゴ州(Estado de Hidalgo)間に位置、この16世紀の水道橋は最大延長48.22km、構築された水路は最高水準の単一アーケードと運河システムを取り囲む集水域、スプリング、二次水路、分配タンク、貯水池や他の補助要素が含まれています。
地域社会からの支援を受けたフランシスコ会・修道士フランシスコ・デ・テンブレケ(Francisco de Tembleque)たちによって構築、ヨーロッパ伝統のローマ水理学とメソアメリカ伝統のアドービれんがの使用を含めた建築技術の交流を反映した一例です。
テンブレーケ神父の水道橋水利施設は、テペヤワルコ(Tepeyahualco)のアーケード水道橋のように高さ39.65m、アーチ中心の高さ33.84mに達するアメリカ大陸での水路建設の顕著な例であり、48kmの範囲に沿って印象的な構造体を集積します。
テペヤワルコの水道橋は、足場材料の代替としてアドービれんが型枠の独創的な使用の結果として達成された、ローマ時代から16世紀の半ばまでに構築された最も高い水準のアーケードを集積する水道橋の傑作と称されています。
顕著な普遍的価値に貢献するシステムは、建設に関わった人的交流とシステムの複雑さ、メイン水路および二次水路、分配タンク、アーケードの水道橋、貯水池やその他の補助など、水路システムすべての機能特徴が文献化されています。
英語表記:Aqueduct of Padre Tembleque Hydraulic System
所在地:メキシコ N19 50 07 W98 39 45.24(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (i)(ii)(iv) 2015年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | シアン・カアン |
2 | エル・ビスカイノのクジラ保護区 |
3 | カリフォルニア湾の島々と保護地域群 |
4 | オオカバマダラ生物圏保護区 |
5 | ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域 |
6 | レビジャヒヘド諸島 |