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米国および中米2国と国境を接するメキシコ合衆国の世界遺産には、古代に繁栄を極めた先住民族の古代都市遺跡の文化遺産と温暖な気候のもと高原に広がる風光明媚な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
メキシコの世界遺産には、スペインとカリブとの伝統を融合させ、メキシコ湾岸に建設されたスペイン植民地都市の色彩豊かな建築物と成熟した多くの樹木が傑出した景観を形成する「トラコタルパンの歴史遺跡地帯」、当時、征服と福音のために大きな役割を果たした要塞、城壁などのバロック式の建造物が残るスペイン植民地時代の典型的な港湾都市「カンペチェ歴史的要塞都市」など、スペイン征服者によって計画的に築かれた民事および軍事建築を包含する植民地都市及び福音伝道のための聖堂、教会、修道院の歴史文化遺産が引き継がれています。

メキシコの世界遺産:トラコタルパンの歴史遺跡地帯 / カンペチェ歴史的要塞都市

トラコタルパンの歴史遺跡地帯

首都メキシコ・シティの南東約380km圏内 、ベラクルス州(Veracruz de Ignacio de la Llave)トラコタルパン(Papantla de Olarte)に位置するトラコタルパンの歴史遺跡地帯は、登録面積75ha、緩衝地帯320haを占有するメキシコ湾沿岸地域に残存するスペイン植民地時代の河川港。

16世紀中頃、スペインによりチェッカーボード、または、グリッドパターンでレイアウトされた独創的な景観を有するる計画都市の町並みが保存されています。

カンペチェ歴史的要塞都市

カンペチェ歴史的要塞都市は、首都メキシコ・シティの東約905km圏内 、ユカタン半島カンペチェ州に位置、16世紀、スペインによってメキシコ湾岸マヤ領域のア・キム・ペチュ(Ah Kim Pech)に構築され、当時、最も重要なユカタン半島、グアテマラ、チアパス州の征服と福音のために大きな役割を果たした典型的なスペイン植民地時代の要塞都市。

メキシコの世界遺産(文化遺産):トラコタルパンの歴史遺跡地帯
(Historic Monuments Zone of Tlacotalpan)

位置案内:トラコタルパンの歴史遺跡地帯

トラコタルパンの歴史遺跡地帯

トラコタルパンの歴史遺跡地帯は、1550年頃にスペイン人が入植、植民地化された19世紀に、より鮮明な輝きを広げ、伝統を反映するカリブ海特有の色で華麗に装飾されたコロネードのある家が広い通りに沿って並び、あふれんばかりの多くの円熟した木が公共公園、広場、個人庭園をサポートしています。

トラコタルパン歴史地区の健全性は、残存する多数の歴史的建造物が生き生きとした色とタイル屋根が従来の要素を例示、グリッドパターンによる建物と成熟した木のオープン・スペース間の保持によって確立されています。

英語表記:Historic Monuments Zone of Tlacotalpan

所在地:ベラクルス州トラコタルパン N18 36 30 W95 39 30(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iv) 1998年登録

メキシコの世界遺産(文化遺産):カンペチェ歴史的要塞都市
(Historic Fortified Town of Campeche)

位置案内:カンペチェ歴史的要塞都市

カンペチェ歴史的要塞都市

顕著な普遍的価値を伝えるすべての要素を含んだ面積181haを占有するカンペチェの港町は、チェッカーボード街路計画によるバロック式植民地の都市化モデルで、歴史的な中心部を囲む防御的な壁が、カリブ海の軍事建築の影響を反映。

歴史的建造物の地域は、良好な保存状態を維持する要塞が、スペイン植民地期間中のカリブ海での軍事技術を例示、数ある遺産建築物の中に、無原罪懐胎大聖堂、いくつかの教会、トロ劇場、および地方自治体の史料館が含まれています。

英語表記:Historic Fortified Town of Campeche

所在地:カンペチェ州 N19 50 47.004 W90 32 13.992(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iii) 1981年登録

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