imgberner
米国および中米2国と国境を接するメキシコ合衆国の世界遺産には、古代に繁栄を極めた先住民族の古代都市遺跡の文化遺産と温暖な気候のもと高原に広がる風光明媚な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
メキシコの世界遺産には、古代マヤの中心都市として1,200年以上の歴史を担い、熱帯林に生息する動植物の重要な領域「カンペチェ州、カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林」などのメキシコ土着コミュニティーの繁栄を伝える古代都市遺跡、熱帯雨林に広がる風光明媚な自然に多様な植物、動物が生息する複合遺産が引き継がれています。

メキシコの世界遺産:カンペチェ州、カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林

カンペチェ州、カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林

カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林は、メキシコ南東部、首都メキシコ・シティの東約1,000km 圏内 、ユカタン半島カンペチェ州(Estado de Campeche)に位置、カラクムル生物圏保護区全体と同等の登録面積 3,313.97km² 、緩衝地帯 3,917.88km² を占有、熱帯雨林によって隠蔽された無人の史跡は、紀元前1,000年の中頃からA.D.約1,000年頃に地域の中心地として繁栄を謳歌後、古代マヤ都市のドラマチックな滅亡を現在に示しています。

メキシコの世界遺産(複合遺産):カンペチェ州、カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林
(Ancient Maya City and Protected Tropical Forests of Calakmul, Campeche)

位置案内:カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林

カラクムルの古代マヤ都市と熱帯保護林

カラクムル遺跡は、唯一、南米アマゾンジャングルだけが上回るアメリカ熱帯林2番目の広い領域の中心に位置、一見して都市発展の特異なケースを象徴、自然環境の管理で地域に適応した珍しい都市文明を表しています。

カラクムルは、マヤ文明の中心的な役割を担っった地域が放棄された時以来、事実上残存する過疎地帯で、古代マヤ都市における複雑な集落形成の遺跡が、マヤ文明における考古学的・生態学的研究の学術調査に対する多種多様な資料を提供。

特定の乾燥条件下で進化したカラクムル領域の豊かな生物多様性は、熱帯雨林の植生と絶滅危惧種の個体数維持に重要な地域となっています。

英語表記:Ancient Maya City and Protected Tropical Forests of Calakmul, Campeche

所在地:カンペチェ州 N18 3 10.9 W89 44 14.22 (緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(ii)(iii)(iv)(vi)(ix)(x) 2002年登録、2014年拡張

メキシコの世界遺産 一覧