グウィネズのエドワード1世の城群と市壁群は、ウェールズ北西部、ウェールズ(Wales)の首都カーディフ(Cardiff)の北西約200km圏内、グウィネズ(Gwynedd)に位置、登録面積6haを占有する保存状態の良い記念碑は、エドワード1世(在位:1272年~1307年)による当時の軍事建築を通して行われたウェールズの統治と防衛策を提示。
ダラム城と大聖堂は、イングランド北東部、首都ロンドン (London) の北約380km圏内、中世ヨーロッパの町並みが残るカウンティ・ダラム(County Durham)に位置、大聖堂はノーサンブリアの伝道者・聖カスバート(St Cuthbert、634年~687年)及びベーダ・ヴェネラビリス(Beda Venerabilis、672/3年~735年)の遺物を収容するため、11世紀後半から12世紀初頭に建設された初期ベネディクト会修道院コミュニティの重要性を物語るイングランド最大規模の最も完璧なノルマン様式建築構造物。
登録面積8.796haを占有する遺産は、画期的なアーチ形天井建築がゴシック建築の前兆を示し、大聖堂の背後にダラム司教領の邸宅であった古代のノルマン城塞及び付属建築物が立っています。
北ウェールズ(North Wales)の城市コンウィ(Conwy)、カーナーヴォン(Caernarfon)に位置する4つの城、ボーマリス城(Beaumaris castle)、コンウィ城(Conwy castle)、カーナーヴォン城(Caernarfon castle)、ハーレフ城(Harlech castle)は、地域を検証する中世建築様式の並外れた分野と13世紀後半から14世紀初頭に於ける初期国家を説明するヨーロッパ軍事建築の最高傑作の評価及び沿岸風景にそれぞれの城が残存する位置関係、城と町の密接な相互関係は現在の都市景観に印象的な特徴を写し出しています。
英語表記:Castles and Town Walls of King Edward in Gwynedd
所在地:北ウェールズ、グウィネズ N53 8 23 W4 16 37(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (i)(iii)(iv) 1986年登録
蛇行したリバー・ウェア沿いの急勾配な土手を自然の防衛ラインとした大聖堂と城は、10世紀にダーラムに来た聖カスバート・コミュニティーにとり、数世紀にわたってバイキング襲撃を受けた英国辺境の安全な基地として必須の司教領となっています。
ダラム城は、イングランド北縁を守る代償として実質上の自治権が付与され、宗教および世俗的な権力を保持したダラム司教領の居住拠点で、城内にはダラム管轄下以降の司教領の責任と権限を反映する司教法廷(現在は、図書館)、救貧院、学校などの建物が含まれています。
パレス・グリーン(Palace Green)は、敷地の様々な建物を結ぶ大きな広場で、かつては司教領の地位にふさわしい行列と集会の場を提供、現在でも公共の集会所となっています。
英語表記:Durham Castle and Cathedral
所在地:イングランド、カウンティ・ダラム N54 46 29 W1 34 34(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iv)(vi) 1986年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸 |
2 | ヘンダーソン島 |
3 | ゴフ島及びインアクセシブル島 |
4 | ドーセット及び東デヴォン海岸 |
登録年度順 | 登録名 |
1 | セント・キルダ |
英国 渡航に応じた安全対策の目安情報。
外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。