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イギリスの世界遺産ツアーには、先史時代の巨石遺跡、国王一家が居住する威風堂々の宮殿、中世に創立された大聖堂、山地、湖水、急峻な岸壁が広がる風光明媚な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
ヨーロッパ北西岸に位置するイギリスの世界遺産ツアーには、特異な自然のなかで営まれた地域特有の伝統文化の遺構、鳥が飛び交い豊かな野生生物の息ずく「セント・キルダ」など、壮大な風景の奇岩や断崖が続くグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の豊かな自然を巡る世界遺産ツアーがあります。

イギリスの世界遺産:セント・キルダ

セント・キルダ

北大西洋上に浮かぶセント・キルダ群島は、スコットランド西部、エディンバラの北西約390km、ロンドンの北西約890km圏内、ヘブリディーズ諸島、アウター・ヘブリディーズ(Outer Hebrides)の西端に位置、約6,500万年から5,200万年前に北大西洋に広がる古代火山の隆起に関連した群島は、厳しい気象条件の継続によって劇的な断崖を形成、登録面積約242km² を占有する領域は、強い風速、うねる高波、距離的な位置によって孤立した北東大西洋で最も重要な海鳥の繁殖地となっています。

イギリスの世界遺産(複合遺産):セント・キルダ
(St Kilda)

セント・キルダ

セント・キルダ

ヒルタ島(Hirta)のなめらかなアンフィテアトルムのビレッジベイ(VillageBay)及び残存する史跡をを除き、すべての要素が特異な自然景観を晒しだすセント・キルダ群島は、ヨーロッパで最も高い波高と強い風速によって沿岸生態系を育み、繁殖期にはシロカツオドリ(Northern Gannet)、ニシツノメドリ(Atlantic Puffin)、フルマカモメ(Northern Fulmar)がコロニーを形成、これら繁殖期間の無数の海鳥の姿と著しいざわめきは、風光明媚な群島の景観価値に大きく貢献。

この比較的小さな領域に約100万羽近く集合する鳥密度は、複雑で多様な環境上の適所及び豊かなる周囲の海の生産性によって育まれた比類なき多様性を保持するユニークな海鳥保護区となっています。

英語表記:St Kilda

所在地:イギリス N57 49 2 W8 34 36(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iii)(v)(vii)(ix)(x) 1986年登録、2004年、2005年拡張

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