ポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群は、クロアチア東部、首都ザグレブの南東約200km圏内、イストリア半島西岸、イストリア郡(Istria)ポレッチ(Poreč)に位置、登録面積1.1haを占有する旧市街地に、保存状態に良い古代ローマ帝国時代の建造物及び初期ビザンティン美術で装飾されたエウフラシウス聖堂が引き継がれています。
古都トロギールは、アドリア海に面するクロアチア南部、スプリト・ダルマチア郡スプリト市の西方約27km、クロアチア本土とチオヴォ島(Čiovo)の間に位置する登録面積6.4ha、緩衝地帯4.8haを占有する小さな島の港町。
アドレア海に面したポレッチ旧市街に引き継がれたエウフラシウス聖堂は、事故、火災および地震によりいくつかの細部変更が成されたが大部分が初期形状を保持、大主教官邸にほど近い洗礼所、鐘楼、聖具室、聖堂そのものを離れた聖公会の建造物は、地中海沿岸地域における初期ビザンチン建築の優れた例と称されています。
バシリカは、同じ敷地内に建設された大規模な5世紀以前の壮大なフロアモザイクを隠す第三の教会で、ローマカトリック教区のポレチュ-プーラ(Poreč-Pula)の大聖堂。
英語表記:Episcopal Complex of the Euphrasian Basilica in the Historic Centre of Poreč
所在地:イストラ郡 N45 13 45.012 E13 35 39.984(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iii)(iv) 1997年登録
古都トロギールは、ヴィス島(Vis Island)からギリシャの植民都市として紀元前3世紀に設立、古代ローマ時代まで主要な港へと発展。
約2300年にわたる連続した植民都市の伝統を保持するトロギールの文化は、古代ギリシア、古代ローマ、ヴェネツィアの影響を受けた、城、教会、塔、小さな島の要塞などが残存します。
壁に囲まれたトロギールの中核は、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック様式の時代の城と塔、一連の住居と宮殿で構成、トロギールで最も壮大な建物は、西正門がラドバン(Radovan)による傑作と評された聖ラウレンティウス教会で、クロアチアのロマネスク、ゴシック様式の最も重要な作品となっています。
英語表記:Historic City of Trogir
所在地:スプリット・ダルマチア郡 N43 30 45 E16 15 6.012(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iv) 1997年登録
最も重要な建造物は、13世紀からの約10の教会、及び多数の建物を持つ歴史的な都市中心に、都市の門(city gate 、17世紀)と都市の壁(city walls、15世紀)、カマルレンゴ要塞(Fortress Kamerlengo、15世紀)、デュークス パレス(Duke's Palace、13世紀)、聖ラウレンティウス教会(Crkva Sv. Lovre、13世紀)などが点在します。