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ベラルーシの世界遺産ツアーには、地域の特性を融合させヨーロッパ歴史と文化に重要な役割を果たした中世の建築物、多様な動植物が生息する風光明媚な自然生態系を巡る世界遺産ツアーがあります。
ヨーロッパ東部、5ヶ国と境界を接する内陸国ベラルーシ共和国の世界遺産ツアーには、地域特性を融合させた印象的な記念碑「ミール地方の城と関連建物群」、ヨーロッパの歴史と文化において重要な役割を果たした「ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体」など、自然の中に広がる中世の人々が築き上げた城、宮殿、要塞などの建造物遺構の文化的景観、数多くの湖、河川、湿地、森林に絶滅危惧種を含む多様な動植物を生息する明媚な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。

ベラルーシの世界遺産:ミール地方の城と関連建物群 / ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体

ミール地方の城と関連建物群

ミール地方の城と関連建物群は、ベラルーシの首都ミンスク(Minsk)の南西約90km圏内、フロドナ州(Oblast )カレリチ(Korelichit)に位置、中世に築かれた登録面積0.68haするゴシック、バロック、ルネッサンス様式の印象的な記念碑で構成されています。

ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体

ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体は、ベラルーシ中央部、首都ミンスクの南西約90km圏内、ネスヴィシェ(Nesvizh)に位置、中央および東ヨーロッパの科学、芸術、工芸、建築の歴史に重要な役割を果たした16世紀から1939年まで存続したラジヴィール家の宮殿及びコーパス・クリスティ大聖堂、教会の建造物群で構成。

ベラルーシの世界遺産(文化遺産):ミール地方の城と関連建物群
(Mir Castle Complex)

位置案内:ミール地方の城と関連建物群

20世紀の一時期、ポーランド領に属したミール城は、16世紀、ミール村近郊にゴシック様式で建設され始め、5つの塔が砦の中庭を囲み、その壁は両側75mの正方形を形成、16世紀中頃には東と北の壁の沿った両翼にルネッサンス様式の漆喰が施された石造りの表玄関、プレート、バルコニー、ポーチを要する3階建ての荘厳な邸宅に改装されています。

城は約1世紀に渡って幾たびの戦火により深刻な被害を受け、1812年のミールの戦い(Battle of Mir)のあと、ポーランド建築家テオドール・バースゼー(Teodor Bursze)の計画に従って城の再建を開始。

1941年、旧ナチス・ドイツのソ連侵攻で城は占領され、ユダヤ人一掃を優先とした地元ユダヤ人住民の為のゲットーに変遷、1944年~1956年には、城は住宅施設として使用、その結果、城の内装が損傷。

ミール城の所有者は、幾度か入れ替わり、2度の世界大戦の後、国家の所有物となり、印象的なゴシック、バロック、ルネッサンス様式の重要文化財として活用されています。

英語表記:Mir Castle Complex

所在地:フロドナ州カレリチ郡 N53 27 3.9 E26 28 21.8(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iv) 2000年登録

ベラルーシの世界遺産(文化遺産):ネースヴィジのラジヴィール家の建築、住居、文化的複合体
(Architectural, Residential and Cultural Complex of the Radziwill Family at Nesvizh)

位置案内:ネスヴィジ城

1583年から1939までに建てられたラジヴィール家の建築物とそれに関連する景観全体の維持成果は、新概念を導入したヨーロッパの歴史と文化における最も注目すべき個性を含んだ西洋伝統の統合に基づいた新中央ヨーロッパ建築学校の設立に関連。

複合構造体のドーム型コーパス・クリスティ大聖堂は、16世紀及び17世紀、中央ヨーロッパにおける景観設定を伴った建築タイポロジー発展の重要な段階を表し、コンパクトな城は、宮殿、ギャラリー、邸宅、一族記録保管所、兵器庫など、相互に連結された10の建物が存在、それらはすべて、六面の中庭を囲む単一の建築アンサンブルとして開発。

ラジヴィール家は、何世紀にもわたり、ネスヴィシェの小さな町へ建築家、芸術家、職人などの重要な文化人を招き、科学と文化のさまざまな分野で活動をサポート、これらの相互作用は、南ヨーロッパおよび西ヨーロッパからの最新の建築革新をもたらし、これらの傾向を統合して中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパに伝達する上で将来の独創的な発展に影響を与えるベラルーシ、ポーランド、イタリア、ドイツの芸術家で構成する、洗練された建築と建築技術を開発する建築学校がここに登場しました。

英語表記:Architectural, Residential and Cultural Complex of the Radziwill Family at Nesvizh

所在地:ミンスク州 N53 13 22.008 E26 41 29.004(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iv)(vi) 2005年登録

 ミンスク州(Minsk Province) 主な行政区

ボリソフ(Borisov) N54 14 00 E28 30 00 ※ ⇒ Google Map

サリホルスク(Salihorsk) N52 49 00 E27 32 00 ※ ⇒ Google Map

マラジェチナ(Maladzyechna) N54 18 49 E26 51 06 ※ ⇒ Google Map

スルーツク(Slutsk) N53 01 00 E27 33 00 ※ ⇒ Google Map

ジョジナ(Zhodzina) N54 06 00 E28 21 00 ※ ⇒ Google Map

ビレイカ(Vileyka) N54 28 59.9 E26 55 00.1 ※ ⇒ Google Map

ドジャルズィンク(Dzyarzhynsk) N53 41 00 E27 08 00 ※ ⇒ Google Map

マラジェチナ(Maladzyechna) N54 18 49 E26 51 06 ※ ⇒ Google Map

ストルブツィ(Stoŭbtsy) N53 28 59 E26 43 59.9 ※ ⇒ Google Map

ネスヴィズ(Nesvizh) N53 13 00 E26 40 00 ※ ⇒ Google Map

 ミンスク州(Minsk Province) 主な行政区

スマルヤヴィチー(Smalyavichy) N54 01 22 E28 04 19 ※ ⇒ Google Map

ザスラーウエ(Zaslavl')N54 00 00 E27 16 60 ※ ⇒ Google Map

ヴォロジン(Valozhyn) N54 04 59.9 E26 31 00.1 ※ ⇒ Google Map

リュバニ(Lyuban) N52 46 55 E28 03 09 ※ ⇒ Google Map

スタリヤダロヒ(Staryadarogui) N53 02 21.8 E28 15 54 ※ ⇒ Google Map

カプィリ(Kapyl) N53 09 00 E27 05 30 ※ ⇒ Google Map

クレツァク(Kletsk) N53 03 49 E26 38 14 ※ ⇒ Google Map

チャーヴェン(Chervyen') N53 42 28 E28 25 56 ※ ⇒ Google Map

クルプキ(Krupki) N54 19 30 E29 08 10 ※ ⇒ Google Map

ベラジノ(Berazino) N53 50 00 E28 59 00 ※ ⇒ Google Map

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