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インドネシアの世界遺産ツアーには、古代に建造された巨大な宗教遺跡の文化遺産から熱帯雨林地帯に貴重な野生動物が生息する生物多様性に優れた自然遺産がインドネシアに引き継がれています。

東南アジアに位置するインドネシア共和国には、大規模な仏教遺跡で世界的な石造遺跡の「ボロブドゥル寺院遺跡群」、シヴァ信仰を中心としたヒンドゥー教の寺院遺跡「プランバナン寺院遺跡群」などの古代インドネシアの宗教建造物が世界遺産(文化遺産)と引き継がれています。

インドネシアの世界遺産:ボロブドゥル寺院遺跡群 / プランバナン寺院遺跡群

ボロブドゥル寺院遺跡群

インドネシアのジャワ島、中部ジャワ州の南部、マグラン、ケドゥ盆地に位置するボロブドゥル寺院遺跡群は、19世紀初頭、火山灰が広範囲に堆積した樹木覆い茂るジャングルの中からイギリス人ジャワ島副総督のラッフルズによって発見されています。

寺院遺跡群は、世界三大仏教遺跡の一つに数えられ、仏教文化が栄えた8世紀~9世紀頃、シャイレーンドラ朝の治世中に建設されたと推測されています。

プランバナン寺院遺跡群

プランバナン寺院遺跡群は、ジャワ島のジョグジャカルタ特別州と中部ジャワ州の境界に位置するヒンドゥー教寺院の遺跡。

遺跡群中、最大規模のプランバナン寺院(ロロ・ジョングランとも呼ばれる)、セウ寺院(Sewu Temple)、ブバラー寺院(Bubrah Temple)、ルンブン寺院(Lumbung Temple)で構成されています。

インドネシアの世界遺産(文化遺産):ボロブドゥル寺院遺跡群
(Borobudur Temple Compounds)

位置案内:ボロブドゥル寺院遺跡群

中部ジャワ州マゲラン県に位置するボロブドゥル寺院は、長い歳月の風雨、偶像崇拝に批判的なイスラム教徒により破壊されてきましたが、世界各国とユネスコの協力のもとで、火山灰や溶岩、樹木なども一掃され、修復・復興がおこなわれました。

英語表記:Borobudur Temple Compounds

所在地:中部ジャワ州マゲラン県 S7 36 28.008 E110 12 12.996(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(ii)(vi) 1991年登録

インドネシアの世界遺産(文化遺産):プランバナン寺院遺跡群
(Prambanan Temple Compounds)

位置案内:プランバナン寺院遺跡群

プランバナン寺院遺跡群は、プランバナン寺院(ロロ・ジョングランとも呼ばれる)、セウ寺院(Sewu Temple)、ブビラー寺院(Bubrah Temple)、(Lumbung Temple)ルンブン寺院で構成されています。

英語表記:Prambanan Temple Compounds

所在地:中部ジャワ州 S7 45 7.992 E110 29 30.012(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(iv) 1991年登録

プランバナン寺院自体は240寺院の複合体で、すべての寺院がプランバナン遺跡公園を形成、8世紀、シャイレーンドラ朝の最盛期に建設されています。

ヒンズー教の三大神、シバ、ヴイシュヌとブラフマーが祀られるロロ・ジロロ・ジョングランは、9世紀に遡り、ヒンドゥー教の宗教的薄浮彫りの華麗な例とされ、セウ寺院は、4対の巨大なドゥワラパラ彫像(門番の像)を使用、ブビラー寺院、アス寺院(ガナ寺院)、ラムバン寺院を含んだインドネシアの最大の寺院複合体とされています。

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