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日本の世界遺産ツアーには、2千m級の山々と亜熱帯から亜寒帯の豊かな自然と植物相が生育する「屋久島」、東北2県の山岳地帯に跨る国内最大規模のブナ原生林が残された「白神山地」の自然遺産があります。

日本の世界遺産:屋久島 / 白神山地

四方を海に囲まれた日本は、北海道弁天島を最北端に、本州、四国、九州と日本列島を中心に、最南端の東京都沖ノ鳥島、最東端の東京都南鳥、最西端の南西諸島、沖縄・与那国島まで、亜寒帯から亜熱帯へと変化する気候と共に、地域独自の生態系が維持されています。

南北に細長い日本は、年間降水量も比較的多く、河川、湖などに豊富な水資源を湛え、常緑広葉樹林、落葉広葉樹林、落葉針葉樹林と森林の形成も多彩で生物多様性に富み、世界遺産に登録されている「屋久島」、「白神山地」、「知床」、「小笠原諸島」は、独自の生態系が維持されてきた地域で、固有の動植物が生息及び生育する地域となっています。

屋久島

美しい豊かな自然が残されている屋久島は、鹿児島県の南に位置する周囲約130kmの島、1,000m級の山々が30以上も連なり、島の中央部に位置する1935mの宮之浦焼岳は、九州最高峰で日本百名山の一つ、高く連なる山々に海から湿った風がぶつかり年間降雨量は、山岳地帯で1,0000mmにも達しています。

白神山地

13,000km² に及ぶ広大な白神山地は、青森県と秋田県の県境に跨り、標高1243m の向白神岳を筆頭に、白神岳、青鹿岳など、1,000m 以上の山々が聳え立ちます。

日本の世界遺産(自然遺産):屋久島
(Yakushima)

位置案内:屋久島

亜熱帯から亜寒帯に及ぶ多様な植物が垂直分布する屋久島は、低地で亜熱帯地方のガジュマルなどの植物が群生、照葉樹林(常緑広葉樹林)と針葉樹林の混合林が標高600m~1,200mに分布、高山地帯には、ヤクシマシオガマなどの植物が生育、また、森林、植物だけでなく、ヤクシカなど固有種の哺乳類、絶滅危惧種のアカヒゲなど貴重な動物も生息。

屋久島のシンボル屋久杉には、推定樹齢3,000年以上の大王杉、推定樹齢2,000年以上の縄文杉や紀元杉、樹齢2,000年以上の杉が2,000本以上、生育しているとされています。

英語表記:Yakushima

所在地:鹿児島県熊毛群屋久町 N30 19 60 E130 31 60(緯度 経度)

登録基準 (vii)(ix) 1993年登録

日本の世界遺産(自然遺産):白神山地
(Shirakami-Sanchi)

位置案内:白神山地

世界遺産に登録されている白神山地の中心部分には、8000年近い歴史を持つブナ林からサワグルミ、ミズナラなどの多種多様な植物群落が確認されています。

針葉樹の植林によって次第に姿を消していったブナ林ですが、現在でも白神山地には広大なブナの原生林が残り、絶滅危惧種のイヌワシをはじめ、クマゲラ、ツキノワグマ、ニホンカモシカ、ニホンザルなどが生息しています。

英語表記:Shirakami-Sanchi

所在地:青森県西津軽郡深浦町・鰺ケ沢町、中津軽郡西目屋村、秋田県山本郡藤里町 N40 28 12 E140 7 48(緯度 経度)

登録基準 (ix) 1993年登録

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