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日本の世界遺産ツアーには、冬には海流に乗って流氷が漂着する豊かな自然と固有の生態系を育む「知床」、希少動植物の生息地として独自の生態系を保つ「小笠原諸島」の自然遺産があります。

日本の世界遺産:知床 / 小笠原諸島

知床

世界遺産「知床」は、北海道の知床半島の中央部からその先端部の知床岬までの陸域、およびその沿岸地域のオホーツク海域が登録対象。

小笠原諸島

小笠原諸島は東京から南に1,000km、日本列島より遠距離に位置する太平洋上の広い海域に点在する有人、無人合わせて大小30余りの島々から構成、小笠原諸島周辺海域は、多種多様な豊富な魚に鯨、イルカの生息地で、サンゴ生育の北限として独自の生態系が現在に引き継がれています。

日本の世界遺産(自然遺産):知床
(Shiretoko)

位置案内:知 床

知床の海岸線は荒く隆起に富んだ地域、冬には世界で最も低緯度に位置する流氷が流れ着き、栄養塩に富んだ海流が春にはプランクトンを大増殖させ、それを餌とする魚類の格好の繁殖場となっています。

秋にはサケが遡上してヒグマ、オジロワシの餌となり、その屍骸が手つかずの原生林の栄養素となり、豊かな自然環境を育んでいます。

他地域では見ることができない知床固有種のシレトコスミレなどの生態系、絶滅危惧種のオジロワシからヒグマ、アザラシ、トド、ヒグマが棲息、海、川、森林、湿原の自然に食物連鎖の自然を見ることのできる地域です。

英語表記:Shiretoko

所在地:北海道知床 N43 56 57.984 E144 57 56.988(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ix)(x) 2005年登録

日本の世界遺産(自然遺産):小笠原諸島
(Ogasawara Islands)

位置案内:小笠原諸島

広い海域に点在する小笠原諸島の島々は、小笠原諸島最大の島・父島、小笠原最高峰の乳房山を抱く母島、比較的乾燥した環境の兄島、湿潤な環境の弟島、風光明媚な景観で天然記念物に指定されている南島、その他、硫黄島、南鳥島など重要な島々が数多く点在。

それぞれの島々は、自然環境の違いにより独自の進化を遂げた生態系が形成され、多くの固有動植物が生息・生育、そのなか、外来植物の進入、乱開発などの影響により、いくつかの固有種が絶滅危機の様相を託し、希少動植物の生息地として小笠原諸島・独自の生態系を保護する対策が進行中です。

過去、小笠原諸島周辺海域の希少サンゴが大多数の中国漁船に大量密漁された問題は、周辺海域のサンゴ礁、生息する豊富な魚類とともに地域住民に深刻な影響を与えています。

英語表記:Ogasawara Islands

所在地:東京都小笠原村 N27 43 6 E142 5 59(緯度 経度)(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ix)(x) 2011年登録

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