東レンネルは、ソロモン諸島の首都ホニアラの南約250km圏内に位置、西太平洋ソロモン諸島の最南端、隆起サンゴ礁で形成された長さ86km、幅15km、面積875km²のレンネル島の一部分、島の約3分の1を占有する登録面積370km²、沖合い3kmに広がる海域が含まれています。
東レンネルの突出した特徴は、太平洋島嶼部で150km²の広さを保持する環礁中のラグーンであった最大の湖テガノ湖で、起伏の多い石灰岩の小島及び湖の汽水域には、固有ウミヘビを含むおびただしい数の固有種が生息しています。
レンネル島の野生生物は、鳥類の間で固有種の数が多く、固有種4種、亜種9種を含む43種の水鳥、1種の固有種を含む11種のコウモリ、無脊椎動物の7種の固有種を含む27種の陸貝、約730種のほとんどが固有とされる昆虫の生息に10種の固有植物種が生育。
海ヘビの固有種も生息するテガノ湖の植物群は、幾つかの固有種を含む300種以上の珪藻植物と藻類よって支配されています。
英語表記:East Rennell
所在地:ソロモン諸島の最南端、レンネル・ベローナ州
S11 40 59.988 E160 19 59.988 (緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ix) 1998年登録、危機遺産