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グアテマラ、ホンジュラスと国境を接し、多数の火山が活動する熱帯気候のエルサルバドル共和国の世界遺産には、古代集落が火山灰に埋没した当時の生活状況を保存する世界遺産が引き継がれています。
エルサルバドルの世界遺産には、先コロンブス期のマヤ農村がラグナ・カルデラの火山灰に埋もれた当時の日常生活の模様を提供する「ホヤ・デ・セレンの古代遺跡」など、エルサルバドル先住民俗の生活風景を伝える古代集落遺跡の文化遺産が引き継がれています。

エルサルバドルの世界遺産:ホヤ・デ・セレンの古代遺跡

ホヤ・デ・セレンの古代遺跡

ホヤ・デ・セレンの古代遺跡は、首都サンサルバドル(San Salvador)から北西約25km圏内、ラリベルタ県 (La Libertad)、サン・ファン・オピコ(San Juan Opico)のホヤ・デ・セレン(Joya de Ceren)に位置、登録面積 32km² を占有、7世紀の火山噴火により埋もれた先コロンブス期の集落遺跡、火山灰の厚い層が集落をそのまま包み隠した当時の生活状況を現在に伝えています。

エルサルバドル 自然

エルサルバドルの世界遺産(文化遺産):ホヤ・デ・セレンの古代遺跡
(Joya de Ceren Archaeological Site)

位置案内:ホヤ・デ・セレンの古代遺跡

ホヤ・デ・セレンの古代遺跡

古代ローマ時代の有名な遺跡と比較して、「アメリカのポンペイ」と呼ばれるホヤ・デ・セレンの古代遺跡は、マヤ文化圏の南東端に位置、早ければ紀元前1200年頃に小さな農業集落が形成されていたが、A.D.200年にイロパンゴ火山(Ilopango volcano、現・イロパンゴ湖、Lago de Ilopango)の噴火により現在のエルサルバドル共和国中央部、西部領域の広範囲が廃墟と化しています。

火山灰に埋もれた領域は放棄され、人の居住は火山灰層が肥沃な土壌に風化するA.D.400年以前までなく、サンアンドレス近郊の支流が最終的な避難場所となり、ホヤ・デ・セレンの設立で領域への居住は解決しています。

英語表記:Joya de Ceren Archaeological Site

所在地:ラリベルタ県サン・ファン・オピコ、カントン・ホヤ・デ・セレン
N13 49 39 W89 22 9(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iii)(iv) 1993年登録

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