世界遺産ツアーと世界遺産一覧：グアテマラの世界遺産
アンティグア・グアテマラは、グアテマラ共和国の首都グアテマラシティ（La Nueva Guatemala de la Asuncion）に隣接、スペイン人征服者が１６世紀初頭、海抜１,５３０ｍ の地震多発地帯のグアテマラ高地にサンティアゴ・デ・グアテマラ(antiago de Guatemala)として首都を設立、１７７３年の地震により壊滅的な損害を受けた都市で、植民地時代の主な史跡が保存された、現在のサカテペケス県（Departamento de Sacatepequez）の県都アンティグア・グアテマラ（Antigua Guatemala）を指しています。
キリグアの遺跡公園と遺跡群は、首都グアテマラシティの北東、約１７５ｋｍ&esnp;圏内、イサバル県（Departamento de Izabal）プエルト・バリオス (Puerto Barrios)市の南西約７０ｋｍ圏内に位置、マヤ文明研究に不可欠な情報源を提供する古代建築物の保存を目的とした土地面積３４ｈａ、Ａ.Ｄ.４２６年からＡ.Ｄ.８１０年の間に施された彫刻、都市遺跡を構成する１７記念碑から構成されています。
スペイン人征服者によって築かれた都市は、その後、先住民族蜂起による火災で破壊されたが、１５２７年に再建、１５４１年の地震よる泥流で、完全に埋もてしまい、３番目の都市をパンチョイ峡谷（Panchoy Valley）に１５４３年に発足、以後２３０年間、植民地政策の首都として機能。
１７７３年まで洪水、火山噴火、地震など切実なる自然災害のリスクを切り抜けてきた首都は、サンタ・マルタ地震の発生により壊滅状態に近く、この時点で、植民地政府はより安全な地域に首都移転を命じ、それが現代の首都グアテマラシティになっています。
しかし、一部の居住者は最初の町に居残り、それがラ・アンティグァ・グアテマラ（La Antigua Guatemala）として呼ばれるようになりました。
首都移転まで、地域全ての文化、経済、宗教、政治、教育の中心地であったアンティグア・グアテマラは、三世紀未満の間に、いくつかの素晴らしいモニュメントを築き上げています。
英語表記：Antigua Guatemala
所在地：サカテペケス県アンティグア・グアテマラ市
N14 34 00 W90 40 00 （緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ii)(iii)(iv) 1979年登録
キリグアの遺跡公園と遺跡は、衰退期に入る理由が解明されていないマヤ文明の主要な記録の一つで、ヨーロッパ征服者の到着時に翡翠ルートの支配がイサバル湖近郊、カリブ海・海岸により近い町ニト（Nito）に引き継がれていたことが明らかにされています。
Ａ.Ｄ.２００年からＡ.Ｄ.９００年の旧跡と痕跡を保持するキリグアのモニュメントのほとんどは、町を完全に王宮や行政の中心地として再構築したその期間の確実な年代を世界的に再認識させています。
キリグアの中心に、マヤ地域全体で最大の公共の場グレート・プラザがあり、周辺に設置された記念碑的な複合体は、儀式上の広場と驚くべき複雑な建造物の神殿の広場、ピラミッドの精巧なシステム、テラスと階段はコパンの自然救済と特異な次元を創造する完全な再構築の結果につながっています。
英語表記：Archaeological Park and Ruins of Quirigua
所在地：イサバル県 N15 16 14.124 W89 2 24.9（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (i)(ii)(iv) 1981年登録
