世界遺産ツアーと世界遺産一覧：オーストラリアの世界遺産

広大な南極海に小さな点で突き指し記述されたマッコーリー島は、島を彫り刻む非常に強い風と荒れた海の頻度が多い「狂暴な５０度（Furious Fifties）」として知られる緯度に位置します。

島は、無数の湖、山湖と水たまりが点在する台地に壮観に上る急勾配な絶壁で形成され、島の障壁を越えて勢い強まる継続的な西風は、青々とした草地から数ｍ空間内のわずかな植生を覆う劇的な変化をもたらす結果となっています。

領域は、世界最大の海鳥のコロニーの一つで、マッコーリー島、近隣のビショップ、クラークアイランド特有の種であるロイヤル・ペンギンズ（Eudyptes schlegeli）の繁殖個体群は８５万対を超えると推定、また、１５万から１７万と推定されたキングペンギン（Aptenodytes patagonicus）の繁殖個体数は依然として拡大、１年近く巣から離れることがないキングペンギンは、風の強い、雪がこぼれ落ちたビーチで冬の厳しさを一緒に集まって乗り越えます。

ミナミゾウアザラシ（Mirounga leonina）も繁殖期に印象的なコロニーを形成、アホウドリ４種の巣窟も急峻な岩だらけの絶壁にあり、巣作りを簡単に見ることができます。

生息するペンギン、アザラシの大きなコロニーが持つ最も魅力的な自然光景をマッコーリー島及び周辺領域は提供しています。

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グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は、ユーカリの生育地、乾湿硬葉植物森とマリーヒースランド（mallee heathlands）の広大なバランスのよい領域に局所的な沼地、湿原、大草原が含まれ、領域には、非常に限定されたウォレマイ・パイン（Wollemi pine、学名：Wollemia nobilis）やブルーマウンテン・パイン（学名：Pherosphaera fitzgeraldii）などの地球植物の生命進化にとって顕著な重要性を持つ原始種が生育しています。

これらは、過去の気候変動から生き残った古代ゴンドワナに類似性を持つ残存種の例とされ、様々な植物相のゴンドワナ分類群との非常に珍しい並置を実証すると称されています。

原始的な残存種、ゴンドワナ親和性のウォレミア（Wollemia）、フェロスファエラ（Pherosphaera）、ロマティア（Lomatia）、ドラコフィルム（Dracophyllum）、アクロフィルム（Acrophyllum）、ポドカルプス（Podocarpus）など、１１４種の固有種及び１７７種の絶滅危惧種を含む多くの植物を支え、世界的に重要な種と生態系の多様性、１５２科、４８４属、１,５００種をサポートする優れた生息地と植物コミュニティがあり、特に硬葉植物のかなりの部分がこの地域で発生します。

多様な植物群落に、哺乳類５２種、爬虫類６３種、３０種以上のカエル、オーストラリアの鳥類３分の１（２６５種）を含む４００種以上の脊椎動物の分類（そのうち４０種が絶滅危惧種）を支え、カリスマ的なカモノハシとハリモグラのような脊椎動物が生息、無脊椎動物は、依然として知られてなく、推定１２０種の蝶と蛾４,０００種、豊富な洞窟に無脊椎動物（６７種）が生息する推測されています。

地域一帯は、オーストラリア大陸の比較的小さな領域でユーカリ属とユーカリが支配する植生に適応した進化の典型的な例と称され、並はずれた生物多様性に、先住民及びヨーロッパ人入植後の文化的な価値、ジオダイバーシティ（geodiversity）、水生成、原生自然、レクリエーションと自然の美しさを含む様々な文化的価値観を提供しています。

３００ｍの断崖を含む地質と地形は、優れた生物学的価値をサポートする物理的条件と視覚的背景を提供、進行中の研究が、より多くの種が発見されるにつれて、この地域の豊かな科学的価値を明らかにしています。

 ニューサウスウェールズ州（New South Wales）　国立及び州立公園　主な行政区及び観光地

ニューサウスウェールズ州　主な行政区及び観光地