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ウクライナの世界遺産ツアーには、国境を越えて広がるブナ原生林群に、中世の大聖堂、伝統的な木造建築の教会、中世の旧市街地など、ウクライナの人々が築き上げた文化的景観をを巡る世界遺産ツアーががあります。
ヨーロッパ東部、黒海北岸に面し、7ヶ国と国境を接するウクライナの世界遺産ツアーには、「シュトゥルーヴェの測地弧」、「ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設」など、中世から近世を代表する大聖堂、教会、修道院、中世の町並みが残る文化的景観、平原、ステップ、高原、カルパティア山脈が広がる素晴らしい自然美を巡る世界遺産ツアーがあります。

ウクライナの世界遺産:シュトゥルーヴェの測地弧 / ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設

シュトゥルーヴェの測地弧

シュトルーヴェの測地弧は、ノルウェーのハンメルフェスト(Hammerfest)からスウェーデン、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、ウクライナのスタラ・ネクラシウカ(Stara Nekrasivka)まで、 10ヶ国を通過、2820km以上にまたがる子午線測量のために設置された三角点群。

ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設

ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設は、ウクライナ西部、首都キエフの南西約410km圏内、チェルノフツィ州(Чернiвецька область)チェルノフツィ(Чернiвцi)の境界内に位置、登録面積8ha、緩衝地帯244.85haを占有するプルート川沿いのドミニク山と呼ばれる庭園と美しい公園の中に聳える旧神学校と神学校教会、時計台付きの旧修道院、礼拝堂、聖イオアン大主教の旧邸宅建築物から構成。

ウクライナの世界遺産(文化遺産) シュトゥルーヴェの測地弧
(Struve Geodetic Arc)

シュトゥルーヴェの測地弧

シュトゥルーヴェの測地弧

地球の大きさや形状は、紀元前4世紀頃から自然科学の最重要課題の1つとされていましたが、16世紀に進展した「三角測量」と呼ばれる測量システムは、地球の大きさと形状を決定する能力を向上させています。

ドイツ系ロシア人天文学者フリードリヒ・ゲオルク・ウィルヘルム・シュトルーヴェ(Friedrich Georg Wilhelm Struve、1793年~1864年)の指揮のもと、数人の学者(測量士)により1816年から1855年に実施され、長距離にわたる調査で、測地学において子午線を初めて正確に測量。

英語表記:Struve Geodetic Arc

所在地: ノルウェー、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、スウェーデン、ウクライナ
N59 3 28 E26 20 16(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iii)(vi) 2005年登録

 ウクライナの三角点位置及び座標

フメリヌィーツィクィイ州/Katerynivka Katerinivka N49 33 57 E26 45 22 ※ ⇒ Google Map

フメリヌィーツィクィイ州/Фельштин / Felshtin N49 19 48 E26 40 55 ※ ⇒ Google Map

フメリヌィーツィクィイ州/Baranivka N49 08 55 E26 59 30 ※ ⇒ Google Map

オデッサ/Stara Nekrasivka N45 19 54 E28 55 41 ※ ⇒ Google Map

各国の三角点位置及び座標、ロシアの世界遺産シュトルーヴェの測地弧

ウクライナの世界遺産(文化遺産):ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設
(Residence of Bukovinian and Dalmatian Metropolitans)

位置案内:ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設

ウクライナの世界遺産 一覧

Ukraine Landscape

ウクライナの世界遺産 位置案内

ウクライナの世界遺産 位置案内 キエフ:聖ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群 リヴィウ歴史地区 シュトゥルーヴェの測地弧 ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設 古代都市「タウリカのヘルソネソス」とそのホーラ ポーランド、ウクライナのカルパチア地方の木造教会 カルパティア山脈など欧州各地のブナ原生林群