世界遺産ツアーと世界遺産一覧：スウェーデンの世界遺産
エーランド島南部の農業景観は、スウェーデン南部、首都ストックホルムの南約３５０ｋｍ圏内、バルト海に浮かぶスウェーデン第２の島、カルマル県 (Kalmar län)に属するエーランド（Öland）島に位置、登録面積５６３.２３ｋｍ²、緩衝地帯６０.６９ｋｍ² を占有する先史時代から現在まで、一つの島で継続する地質、地形の狭量的な制約に適応した人間居住の長い文化的景観を提供しています。
ファールンの大銅山地域は、スウェーデン中部、首都ストックホルムの北西約２００ｋｍ圏内、ダーラナ県（Dalarnas län）ファールン（Falun）に位置、ファールンの銅採掘は、ドイツの技術の影響を受け、１７世紀に銅の主要生産国となり、２世紀にわたって世界中の鉱業技術に影響を与えています。
エーランド島には、気候、岩盤、数千年に跨る家畜放牧の影響で作り出された、非常に薄い石灰岩層に覆われた特異な草原が分布、少なくとも６億年前のオルドビス紀の石灰岩とされるストラ・アルバレット（Stora Alvaret）土壌の上に牧草地があり、牧草地のユニークな動植物相は、生物多様性の継続に生存を依存しています。
土地利用は、耕地と休耕地に分割使用され、耕地は村に最も近く、耕作に適した土地と草原から構成、沿岸地帯の平坦な休耕地は、放牧のために使用されています。
エーランド島の島民は過酷な自然環境のなか、何世代にもわたって、今日も耕地を耕し、何千年もの間、家畜を牧草地に放牧しています。
英語表記：Agricultural Landscape of Southern Öland
所在地：カルマル県・エーランド島 N56 19 30 E16 28 59.988（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (iv)(v) 2000年登録
９世紀に始まり、２０世紀に生産終了したファールンの景観全体は、銅産業の経済的、社会的進化における連続的なステージが最も単純な家内工業から完全な工業生産方式に至る鉱山の遺跡によって支配され、１７世紀、スウェーデン最大の産業労働者の都市として、多くの特徴が残存しています。
１１世紀、銅鉱山開発の始まりでほぼ形成されたファールン市にはダーラナ地方で築き上げられた１７世紀の歴史的建造物が残存、中世最大の銅生産地として知られ、何世紀にもわたって世界に供給する最も重要な鉱区のひとつとして、スウェーデン国内に散在する遺跡とともに鮮明な産業遺産を描写しています。
英語表記：Mining Area of the Great Copper Mountain in Falun
所在地：ダーラナ県・ウプランド地方 N60 36 16.992 E15 37 50.988（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ii)(iii)(v) 2001年登録
