エンゲルスベリの製鉄所は、首都ストックホルム(Stockholm)の北東約135km圏内、スウェーデン中央部、ヴェストマンランド県(Västmanlands län)、ノルベルグ(Norberg)鉱山地域に位置、12世紀に地元住民の農業活動の補足として、鉱石採掘と製錬が開始され、17世紀~19世紀には優れた品質の鉄を生産しヨーロッパに大きな影響を及ぼしたスウェーデン製鉄所の産業遺産。
タヌムの線刻画群は、首都ストックホルムの西約395km圏内、スウェーデンのランドスカープ(Landskap)・ボーヒュースレーン(Bohuslän)地方、ヴェストラ・イェータランド県(Västra Götalands län)の北部に位置、遺産登録された約600のパネル上に数千の岩面彫刻が存在、人間、動物、武器、船など、豊富で多様なモチーフの描写は、青銅器時代のヨーロッパの人々の生活と信仰を明らかにする文化的、時系列的な統一性でユニークな芸術的業績と捉えられています。
エンゲルスベリの製鉄所の最初の操業は16世紀終末の間に開始、17世紀中頃まで一般操業が行われ、1681年、銑鉄を製造するため貴族は、エンゲルスベリに高炉を建設、鉄鉱石を精製する高炉、ベローズの動力供給に水車の導入が、スウェーデン鉄鋼産業の急速な発展につながり、2世紀に亘りスウェーデンの経済的リーダーとして製鉄所は、当時の国家繁栄に大きく貢献、9.596haの境界内には、この時代の設備だけでなく、関連する農場で働いていた人々のための重要な行政、居住用建築物の大半を含む、優れた普遍的価値を表現する必要すべての要素が存在。
英語表記:Engelsberg Ironworks
所在地:ヴェストマンランド県 N59 58 0.012 E16 0 29.988(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iv) 1993年登録
25km範囲の異なる領域に沿って集中するタヌムの線刻画群は、製作された時期は海岸線上あり、現在では25mの高さに位置、約51haの面積をカバー。
地域によって時代の日付は異なるが、紀元前約1800年から紀元前500年頃のスカンジナビア青銅器時代の人々は、洗練された職人であり、また非常に有能な水上の渡航者で、グリフの多くは船が描かれ、そのボートの中には、十数人の乗客を運ぶヨルトスプリング(Hjortspring)船タイプと思われるものや、荷馬車や荷車、他のグリフには、弓、槍または斧を持った人間、狩猟場が描かれています。
英語表記:Rock Carvings in Tanum
所在地:ブーヒュースレーン N58 42 3.996 E11 20 27.996(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (i)(iii)(iv) 1994年登録