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ノルウェーの世界遺産ツアーには、北極圏の厳しい環境の中に広がる先史時代の文化的景観から中世の文化的景観、高く険しく聳える山々と針葉樹森の森に氷河が創りだす風光明媚な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
スカンディナヴィア半島の西岸に位置する北欧ノルウェーの世界遺産ツアーには、ノルウェー西海岸を取り巻く風光明媚な海岸風景と厳しい環境のなか、古代よりユニークな生活様式を築きあげた人々が居住する「ヴェガオヤン-ヴェガ群島」、10ヵ国を貫き地球科学の発展に重要な一歩を示す多数の三角測量地点「シュトルーヴェの測地弧」など、北極圏の厳しい環境の中に広がる無数の島々の文化的景観、高く険しく聳える山々に針葉樹森の森と氷河、世界で最も長く深く、切り立った崖に岩壁から流れる数多くの滝が含まれる壮大なフィヨルドが醸し出す美しい自然景観を巡るノルウェーの世界遺産ツアーがあります。

ノルウェーの世界遺産:ヴェガオヤン-ヴェガ群島 / シュトルーヴェの測地弧

ヴェガオヤン-ヴェガ群島

ヴェガオヤン-ヴェガ群島は、ノルウェーの北西海域、首都オスロの北約636km圏内、ヌールラン県 (Nordland)ヴェガ(Vega)に位置、登録面積1037.1km²、緩衝地帯280.4km²を占有する北極圏のすぐ南にある浅い水域に広がる主要なヴェガ(Vega)島を含む無数の島々、小島、岩礁群で構成されたユニークな文化的景観を形成する風光明媚な海景及び世界で最も美しいと評される沿岸風景の自然特徴と文化的多様性との相互関係を示しています。

シュトルーヴェの測地弧

シュトルーヴェの測地弧は、ノルウェーのハンメルフェスト(Hammerfest)からスウェーデン、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、ウクライナのスタラ・ネクラシウカ(Stara Nekrasivka)まで、 10ヶ国を通過、2820km以上にまたがる子午線測量のために設置された三角点群。

ノルウェーの世界遺産(文化遺産):ヴェガオヤン-ヴェガ群島
(Bryggen)

位置案内:ヴェガオヤン-ヴェガ群島

ヴェガオヤン-ヴェガ群島

登録面積1037.1km²の内、69.3km²が陸地の文化的景観をカバーするヴェガオヤン-ヴェガ群島は、10,000万年以上も続く新しい島々の隆起及び数多くの島々が徐々に海面から隆起して800m近い山頂が聳える特徴的な風景と、この地域の美しい自然で暮らす漁業、農業間の相互作用によって形成されています。

ヴェガオヤン-ヴェガ群島は、ヴェガ(Vega)とソラ(Sola)島の低地と山地の人々が、極端な環境の中、特徴的な漁業、農業、そしてアイダーダウン(eider down、ケワタガモの綿毛)を収穫するユニークで倹約的な生活様式をどのように発展させたかを示しています。

英語表記:Bryggen

所在地:ヌールラン県 N60 23 49.992 E5 19 23.016(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iii) 1979年登録

ノルウェーの世界遺産(文化遺産):シュトルーヴェの測地弧
(Struve Geodetic Arc)

位置案内:シュトルーヴェの測地弧

シュトルーヴェの測地弧

地球の大きさや形状は、紀元前4世紀頃から自然科学の最重要課題の1つとされていましたが、16世紀に進展した「三角測量」と呼ばれる測量システムは、地球の大きさと形状を決定する能力を向上させています。

ドイツ系ロシア人天文学者フリードリヒ・ゲオルク・ウィルヘルム・シュトルーヴェ(Friedrich Georg Wilhelm Struve、1793年~1864年)の指揮のもと、数人の学者(測量士)により1816年から1855年に実施され、長距離にわたる調査で、測地学において子午線を初めて正確に測量。

英語表記:Struve Geodetic Arc

所在地: ノルウェー、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、スウェーデン、ウクライナ
N59 3 28 E26 20 16(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iii)(vi) 2005年登録

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