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ブルガリアの世界遺産ツアーには、紀元前の考古学的モニュメント、中世にフレスコ画で装飾された教会の文化的景観から山脈、平原、丘陵地帯が広がるユニークな自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
黒海に面し、5ヶ国と国境を接するブルガリアの世界遺産ツアーには、氷河湖、多数の滝、峡谷、洞窟の明媚な景観に針葉樹に覆われた森林地帯と高山草原に多様な動植物が息づく「ピリン国立公園」、渡り鳥に季節的な生息地を提供するドナウ川に隣接する重要な湿地帯「スレバルナ自然保護区」など、国土の中央にバルカン山脈、南西部にピリン山脈が走り、丘陵、草原、ブナの森林が広がるブルガリアのユニークな自然景観を巡る世界遺産ツアーがあります。

ブルガリアの世界遺産:ピリン国立公園 / スレバルナ自然保護区

ピリン国立公園

風光明媚なピリン国立公園は、ブルガリア南西部、国境に接するピリン山脈周囲、首都ソフィア(Sofia)の南約110km圏内、ブラゴエヴグラト州(Oblast Blagoevgrad)に位置、1983年に世界遺産に登録、2010年、未開発地域も含んで拡張され、登録面積約383.5km²、緩衝地帯約10.78km²を占有するブルガリア最大の自然国立公園。

スレバルナ自然保護区

スレバルナ自然保護区は、ブルガリア北部、首都ソフィアの北西約345km圏内、シリストラ州(Oblast Silistra)シリストラ(Silistra)の西約16km、ドナウ川西岸スレバルナ(Srebarna)に位置、湖沼と湿地の生態系を保護する登録面積約638ha、緩衝地帯673haを占有する淡水湖。

ブルガリアの世界遺産(自然遺産):ピリン国立公園
(Pirin National Park)

位置案内:ピリン国立公園

ピリン国立公園の多様な石灰岩の明媚な山岳風景には、氷河地形の範囲内に70以上の氷河湖、多くの滝、岩のがれ場及び洞窟が点在、森林には針葉樹が聳え、山頂下の高地に草原を包蔵、バルカン更新世植物を代表する遺存種及び固有種が生育、高い山頂の岩山は、対照的な遠方の草原、川、滝を眺望できるバルカン山脈の変化に富んだ審美的な風景を提供。

自然の針葉樹林には、多くの老齢株の木を含んだマケドニアマツやボスニアマツ、86種のバルカン固有種を含め、17種のブルガリア固有種及び18種の地域固有種など、維管束植物1,315種、ブルガリア植物相の約3分の1が生育、動物相は、ヒグマ、オオカミ、マツテンなど哺乳動物45種、鳥類159種、両生類8種、爬虫類11種および6種の魚が生息。

英語表記:Pirin National Park

所在地:ブルガリア南西部 N41 44 33.8 E23 25 49.7(緯度 経度:度分秒)

登録基準  (vii)(viii)(ix) 1983年登録、2010年拡張

ブルガリアの世界遺産(自然遺産):スレバルナ自然保護区
(Srebarna Nature Reserve)

位置案内:スレバルナ自然保護区

スレバルナ自然保護区

スレバルナ自然保護区は、湖と湖北の旧農地、ドナウ川沿いの森林地帯、島と川岸の間に閉じ込められた水域を含み、周期的な約80種の渡り鳥の越冬地及び鳥類99種の営巣地を提供する重要な湿地として捉えられています。

湖の北端のヨシ原は、徐々に湿った草原に行き渡り、湖の北西端とドナウ川沿いには、個々にセイヨウシロヤナギ(White Willow)の老木が生育する森林地帯が位置、浮き沈みのある島状のヨシ原と水浸しのヤナギの森林地帯は、脅威にさらされた植物及び動物種の多様性を保護、鳥の重要な繁殖地となっています。

英語表記:Srebarna Nature Reserve

所在地:ブルガリア N44 6 51.984 E27 4 41.016(緯度 経度:度分秒)

登録基準  (vii)(viii)(ix) 2010年登録

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ブルガリアの世界遺産 位置案内

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