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スリランカの世界遺産ツアーには、歴史を物語るインド亜大陸に栄えたスリランカ古代王朝の王宮、要塞跡の古墳群や仏教関連の寺院建造物、近代植民地政策の町並みなどの文化遺産があります。

南アジアに位置するスリランカには、岩山頂上に僅か数十年の短命政権が築いた宮殿跡が残る「古代都市シギリヤ」、仏陀の聖なる遺品が祀られた寺院が現存する「聖地キャンディ」など紀元前から19世紀まで隆盛を誇った古代スリランカ王朝の史跡が点在する王宮跡、仏教建造物が世界遺産(文化遺産)として引き継がれています。

スリランカの世界遺産:古代都市シギリヤ / 聖地キャンディ

古代都市シギリヤ

古代都市シギリヤは、スリランカ中部州キャンディの北約80km、シギリヤのジャングル内に位置する、高さ約180m の岩山の頂上に築かれた5世紀後半の都市遺跡。

180m の岩山頂上にはカッサパ王(在位477~495年)の王宮跡が残存、岩山・中腹の壁面に豪華な装身具を身につけた色彩鮮明な女性像(シギリヤ・レディ)が描かれています。

聖地キャンディ

聖地キャンディは、内陸のジャングルに覆われた山岳地帯、生物多様性に優れ様々な雲霧林に覆われたナックル山脈と海抜約1158m のハンターナ山脈に囲まれたスリランカ中部、海抜約465m の高地に位置。

約300年以上続いたキャンディ王国(16世紀後半~19世紀初頭)の都として、キャンディ湖のほとりに佇み、聖なる遺品とされる仏陀の糸きり歯が祀られた仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院、Sri Dalada Maligawa)など、スリランカを代表する仏教寺院が残存しています。

敬虔な仏教徒が多いスリランカでは、仏歯寺に祀られた仏歯は王権正統の象徴とされ、王家に代々受け継がれたシンハラ人の拠り所とされています。

スリランカの世界遺産(文化遺産):古代都市シギリヤ
(Ancient City of Sigiriya)

位置案内:古代都市シギリヤ

古代都市シギリヤは、5世紀アヌラーダプラ王国ダートゥセーナ王の息子カッサパが謀反により王権奪取後、シギリヤ・ロック頂上に王宮を築きアヌラーダプラからシギリヤに一時遷都した遺構。

5世紀末、異母兄弟のモッガラーナにより攻め込まれ陥落したシギリヤ・ロック頂上の都は、その後、様々な過程を経て、要塞化した王宮や水路、庭園などの遺構と岩山の中腹に描かれたフレスコの女性像「シーギリヤ・レディ」が世界遺産として現在に引き継がれています。

英語表記:Ancient City of Sigiriya

所在地:中部州マタレ(セントラル州マタレ) N7 57 0 E80 45 0(緯度 経度 度分秒)

登録基準 (ii)(iii)(vi) 1982年登録

スリランカの世界遺産(文化遺産):聖地キャンディ
(Sacred City of Kandy)

位置案内:聖地キャンディ

スリランカの世界遺産 一覧

スリランカの世界遺産(文化遺産) 登録リスト

登録年度順 登録名 登録区分
聖地アヌラーダプラ 文化遺産
古代都市ポロンナルワ 文化遺産
古代都市シギリヤ 文化遺産
聖地キャンディ 文化遺産
ゴール旧市街とその要塞群 文化遺産
ダンブッラの黄金寺院 文化遺産

スリランカの世界遺産(自然遺産) 登録リスト

登録年度順 登録名 登録区分
シンハラジャ森林保護区   自然遺産
スリランカ中央高原 自然遺産