南アジアに位置するバングラデシュ人民共和国には、数千の川と水路が複雑に張り巡らされた壮大な自然景観と多様な生息環境を提供する「シュンドルボン」が世界遺産(自然遺産)として引き継がれています。
インド・スンダルバンス国立公園に近接するシュンドルボンは、バングラデシュの南西部、ベンガル湾に注ぐガンジス川、ブラマプトラ川、メグナ川によって運ばれた砂などが堆積したデルタ地帯、露出した砂州を含む土地面積は、187,413ha、水域で414,259haを占有。
南の3つの野生生物保護区と国立公園から構成され、139,700haの領域を覆うバングラデシュ最大のマングローブ林と大森林地帯は、ベンガル湾の沿岸地域における典型的な地理的状況内でユニークな生物気候帯に属し、バングラデシュの古代神話や歴史的イベントのランドマークとなっています。
ベンガル湾沿岸の典型的地理的状況の範囲内で、独特な生物気候学地帯に位置、数千の川と水路が複雑に張り巡らされたシュンドルボンの島々の異なる形状と大きさは実際にはモザイクで、長年にわたり複雑に入り組んだ水路の周辺を循環する潮汐作用によって絶えず成形されています。
広大なマングローブ林の水陸両方に於けるマングローブ植物相と動物相の豊かな生物多様性は国際上認知され、ミクロからマクロ動植物に至るまで、陸生、水生および海洋生息地の例外的な生物多様性をサポートしています。
イラワジイルカ、ガンジスカワイルカなどの水生哺乳類、イリエワニ、及び絶滅寸前の地方特有ののキスイガメ、絶滅の危機に瀕したベンガルトラを含めた世界的な絶滅危惧種の貴重な生態系を維持。
独特の自然の美しさに、藻類を含む334種の植物、哺乳類49種、爬虫類59種、両生類8種、魚類210種、シロハラウミワシ、カワセミ、水鳥、猛禽類を含む鳥類315種のための生息環境を提供しています。
英語表記:The Sundarbans
所在地:クナル管区 N21 56 60 E89 10 59.988(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ix)(x) 1997年登録
バングラデシュ 観光地
シュンドルボン(Sundarbans):所在地 クナル管区 N21 56 60 E89 10 59.988 ※ ⇒ Google Map
登録年度順 | 登録名 | 登録区分 |
1 | バゲルハットのモスク都市 | 文化遺産 |
2 | パハルプールの仏教寺院遺跡群 | 文化遺産 |
登録年度順 | 登録名 | 登録区分 |
1 | シュンドルボン | 自然遺産 |