世界遺産ツアーと世界遺産一覧：グアテマラの世界遺産
ティカル国立公園は、大規模な森林地域が広がるユカタン半島南部、メキシコ・カンペチェ州とベリーズ（Belize）に国境を接するグアテマラの北部、グアテマラシティの北東約３０５ｋｍ圏内、ペテン県（Departamento de Peten）のマヤ生物圏保護区の中、湿地帯を含む登録面積 ５７６ｋｍ² を占有、並外れた生物多様性を有する熱帯雨林のジャングルに考古学的重要性を保持するマヤ文明中心地の保護を提供。
ティカル国立公園は、先古典期（紀元前600年）からのマヤ中心都市の繁栄、衰退、Ａ.Ｄ.９００年の最終的な崩壊までの芸術的な数千の建築物の遺跡及び湿地、サバンナ、熱帯広葉樹及び広大なヤシの森林、新熱帯の多様な動物相と植物相の生態系を広い範囲で維持しています。
森林は、２００以上の樹木種を含む、２,０００以上の高等植物が多様な生息環境を跨って記録され、ジャガー、ピューマなど大型ネコ科５種、絶滅危惧種のベアードバクからナマケモノ、ホエザル、クモザル、アリクイなど１００種以上の哺乳類、６０種のコウモリ、絶滅危惧種のメキシコカワガメ、モレレットワニ、３８種のヘビを含む爬虫類１００種及び３００種以上の鳥類など、特色ある野生動物が生息。
また、ティカルは、先コロンブス期におけるマヤ文明の政治、経済、軍事の中心地で、熱帯のジャングルに残存する遺跡は最も重要な考古学的複合体の一つで、都市区域の周囲４００ｈａ内に主要な記念建築の宮殿、寺院、儀式センター、中小の住居、球戯場、テラス、道路、大小四角形の記念碑が点在しています。
英語表記：Tikal National Park
所在地：ペテン県 N17 13 0 W89 37 0（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (i)(iii)(iv)(ix)(x) 1979年登録
ペテン県 主な観光地
ペテン県（Departamento de Peten） N16 54 00 W89 54 00 ※ ⇒ Google Map
ティカル国立公園（Tikal National Park） N17 13 20 W89 37 25 ※ ⇒ Google Map
