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南米2ヶ国と国境を接するエクアドルの世界遺産ツアーには、スペイン植民地時代の歴史的な町並みにアマゾン熱帯雨林のエコツアーやダーウィンの「種の起源」で知られるガラパゴス諸島の世界遺産ツアーがあります。
太平洋に面し、コロンビア共和国とペルー共和国と国境をエクアドル共和国の世界遺産には、「カパック・ニャン アンデスの道」など、高原に位置するスペイン植民地時代の歴史都市に築かれた修道院、教会、アンデスで繁栄を極めたインカ帝国の繁栄を伝える道路網の歴史文化遺産、アンデスの多様な山岳地帯に広がる熱帯雨林、湿地、小川、渓谷の風光明媚な自然に多種多様な野生生物が生息する自然遺産が引き継がれています。

エクアドルの世界遺産:カパック・ニャン アンデスの道

カパック・ニャン アンデスの道

カパック・ニャン(Qhapaq Nan、Andean Road)は、15世紀に最大規模に達したアンデス山脈間の峰筋で構成されたインカ帝国、南北6,000km を縦断する主要な幹線道路で、数百年にわたるプレ・ヒスパニック・アンデス共同体によって建設された広範な道路ネットワーク。

インカ帝国の統合中ペルー共和国のクスコを拠点に南米6ヶ国、ペルー共和国、アルゼンチン共和国、ボリビア多民族国、チリ共和国、コロンビア共和国、エクアドル共和国に跨る登録面積114km²、緩衝地帯6630.69km²を占有する総延長3万キロ以上に上る広範な道路網が構築され、通信、貿易、防衛及び地域住民などに利用されています。

エクアドルの世界遺産(文化遺産):カパック・ニャン アンデスの道
(Qhapaq Ñan, Andean Road System)

カパック・ニャン アンデスの道

カパック・ニャン アンデスの道路網は、インカが実施した政治的な事業実行の成果であり、国の公共事業として経済、社会、文化的プログラムの下で、町と生産と信仰の中心地を結びつけています。

道路網は、インカ帝国(Tawantinsuyu)の首都であるクスコの中央広場にから主要な4つの基幹道路に基づき、いくつかの支線道路網に接続され、相互接続などの結合を確立、616.06kmに及ぶカパック・ニャン(Qhapaq Nan)の商業産業基盤に加え、インカの建築及び土木工事の業績を強調する137の構成区域および308の関連する考古学的な貯蔵所、宿泊施設、宗教上重要な場所があります。

英語表記:Qhapaq Ñan, Andean Road System

所在地:エクアドル、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、ボリビア、チリ
S18 15 0 W69 35 30(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iii)(iv)(vi) 2014年登録

エクアドルの世界遺産 一覧

Ecuador Landscape

エクアドルの世界遺産(文化遺産) 登録リスト

登録年度順 登録名
キト市街
サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区
カパック・ニャン アンデスの道

エクアドルの世界遺産(自然遺産) 登録リスト

登録年度順 登録名
ガラパゴス諸島
サンガイ国立公園