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ほとんど手つかずの自然が残された世界第2の国土を保持するカナダには、独自性のある建築様式の文化遺産と多様な山岳地帯に氷河、湖、小川、渓谷などが印象的な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。

北アメリカに位置するカナダの世界遺産には、北米で建設されたイギリス植民地都市の魅惑的な町並みがそのまま残る「ルーネンバーグ旧市街」、北米植民地をめぐり戦略的な軍事目的のために建設された運河「リドー運河」など、英国と米国が覇権を競った北米の残る植民地都市や戦略的な軍事目的のために建設された運河、要塞、砦の文化遺産、多様な山岳地帯と落葉樹林が広がる壮観な景観を形成する自然遺産が引き継がれています。

カナダの世界遺産:ルーネンバーグ旧市街 / リドー運河

ルーネンバーグ旧市街

北米で遂行されたイギリス植民地都市の代表的な存続例とされるルーネンバーグ旧市街は、カナダの首都オタワの東、約905km、ノバスコシア州(Nova Scotia)の州都ハリファックス(Halifax)南東約65km 圏内に位置、1753年に設立され、矩形格子パターンに基づくオリジナルレイアウトと全体的な外観がイギリス情緒を発散させる港町。

リドー運河

カナダの首都オタワ(Ottawa)からキングストン(Kingston)を結ぶ総延長202km のリドー運河は、イギリスがアメリカ合衆国からカナダ植民地を守る重要な役割を支援する軍事目的のために構築した戦略的な大運河で、北米大陸の2つの異なる政治、文化の進展となる北米歴史の重要な舞台とみなされています。

カナダの世界遺産(文化遺産):ルーネンバーグ旧市街
(Old Town Lunenburg)

位置案内:ルーネンバーグ旧市街

ルーネンバーグ旧市街

ルーネンバーグ旧市街は、18世紀創設以来、有意な変化がなく、大部分が計画された経済的、社会的な目的を果たすために継続するイギリスの植民地都市計画の保存状態の最も良い例とされています。

住宅や公共建築物の建築様式を維持することにより、何世紀にもわたって住民は町のアイデンティティを保護、18世紀に始まった地域伝統建築の持続的な優れた例を構成しています。

ルーネンバーグ旧市街の特別な重要性は、250年以上に渡り多様化された地域特有の伝統建築の保存で、約400の主要な建物が旧市街にあり、それらの70%は、18世紀と19世紀からの木造建築で、多くがカラフルな塗装をしています。

英語表記:Old Town Lunenburg

所在地:ノバスコシア州 N44 22 34 W64 18 33(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iv)(v) 1995年登録

カナダの世界遺産(文化遺産):リドー運河
(Rideau Canal)

位置案内:リドー運河

リドー運河

リドー運河は、北米で欧州スラックウォーター(slackwater)技術の大規模使用を実証する北米スラックウォーター運河の最も保存状態の良い例とされています。

オタワ市内の中央を流れるリドー運河は、19世紀前半に開通、北米の植民地争奪戦で、軍事目的のために構築された歴史の重要な段階に連結した運河でありながら、大部分が無傷の原型を残し、現在でも稼働する北米運河建設時代にさかのぼることができる最も古い運河です。

リドー運河のすべての主要な要素、水路、ダム、橋、防備、ロック・ステーションと関連する考古学的な資源を含む、面積214.55k㎡、緩衝地帯23.63k㎡ が世界遺産に登録されています。

英語表記:Rideau Canal

所在地:オンタリオ州 N44 59 39.79 W75 45 54.45(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(iv) 2007年登録

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