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ほとんど手つかずの自然が残された世界第2の国土を保持するカナダには、独自性のある建築様式の文化遺産と多様な山岳地帯に氷河、湖、小川、渓谷などが印象的な自然を巡る世界遺産ツアーがあります。

北アメリカに位置するカナダの世界遺産には、数千年前から北米先住民俗が実践したバッファロー狩りの狩猟習慣を提示する「ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ」、北米おけるヨーロピアンの入植と植民地争奪戦を象徴的に提示する「ケベック旧市街の歴史地区」など、古代先住民俗の集落、狩猟場跡や近代に構築された要塞、教会、修道院の文化遺産、多様な山岳地帯と落葉樹林が広がる壮観な景観を形成する自然遺産が引き継がれています。

カナダの世界遺産:ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ / ケベック旧市街の歴史地区

ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ

険しく目立つ痕跡と北米先住民俗の居留遺跡が残存するヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプは、カナダの首都オタワの北西、約2,855km、アルバータ州(Alberta)の州都エドモントン(Edmonton)の南、420km 圏内に位置、膨大なアメリカバイソンの骨格が残存する狩猟場跡は、数千年前から北米先住民俗(ブラックフット族)により実施された狩猟習慣を示しています。

ケベック旧市街の歴史地区

ケベック旧市街の歴史地区は、カナダ東部、首都オタワの北東、約322km 圏内、ケベック州(Quebec)南部ケベック市に位置、ニューフランスの都市として17世紀前半に設立されケベック市は、北米おけるヨーロピアン入植の重要なステージを明白に提示しています。

カナダの世界遺産(文化遺産):ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ
(Head-Smashed-In Buffalo Jump)

位置案内:ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ

ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ

崖の下に深く埋設するバイソンの骨の層は、北米平原の先住民俗(ブラックフット族)が紀元前約3,700年~19世紀後半まで、群れを崖から追い落とす伝統的な手法によりバイソン狩猟を行ったバッファロー・ジャンプの使用経緯は示しています。

19世紀後半まで続いたこの風景は、北米先住民俗が自給自足の農耕文化を持たず、長くて寒い冬のための食糧、衣類など、衣食住のすべてをバイソンに依存した伝統的知識の一部を形成する狩猟技術の実例で、文明の失われたユニークな証拠を提示しています。

英語表記:Head-Smashed-In Buffalo Jump

所在地:アルバータ州(Alberta) N49 44 58 W113 37 26(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (vi) 1981年登録

カナダの世界遺産(文化遺産):ケベック旧市街の歴史地区
(Historic District of Old Quebec)

位置案内:ケベック旧市街の歴史地区

ケベック旧市街の歴史地区

フランスとイギリスの植民地争奪戦で敗れ、イギリス植民地となったケベック旧市街の歴史地区に、崖上に構築された城壁や要塞、フランス様式の教会、修道院が点在、メキシコの北遠くに唯一、最も完璧に守備が強化された植民地時代の保存のよい整合的な城壁都市の例外的な例とされています。

ケベック旧市街の歴史地区は、カップ・ディアマン上の砦、城壁、その他の堡塁によって防御されたアッパータウン、ロワイヤル広場と港の周辺で発展したロウワータウンの2つ部分(旧市街)で構成されています。

英語表記:Historic District of Old Quebec

所在地:ケベック州 N46 48 34 W71 12 38(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iv)(vi) 1985年登録

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