サウス-イースト大西洋岸森林保護区群は、ブラジル南東部、首都ブラジリア(Brasilia)の南約930km圏内、パラナ州(Estado de Parana)、サンパウロ州(Estado de Sao Paulo)に位置、登録面積4681.93km²、緩衝地帯12,235.57km² を占有するブラジル大西洋森林で最もよく保存された大規模領域で世界で最も絶滅の危機に瀕した生物群系の1つを象徴しています。
中央アマゾン保全地域群は、ブラジル北部、首都ブラジリア(Brasilia)の北西約2,155km圏内、アマゾナス州(Estado do Amazonas)のネグロ川流域に位置、巨大な生態系を支える登録面積53,230km² を占有するアマゾン川流域最大の保護地域で、生物の約1/3が生息する地球上で最も豊かな生物多様性を保持する一地域。
大西洋森林南東保護地域は、ブラジル南東部、大きな生物学的富を含んだ大西洋森林の進化を示す希少な原生林の実例で、山から海、河口、自然の川、沿岸の島々、数多くの滝とカルスト現象にわたる高度勾配の豊かな自然環境の美しい景観は印象的。
この敷地は、セラドマル山脈(Serra do Mar)領域の一部に隣接する海岸平野を横切って延び、イグアペ(Iguape)、カナネイア(Cananeia)、パラナグア(Paranagua)の河口複合物を含む、並はずれて多彩な珍しい固有種が存在、生息地の範囲は、山岳地帯の頂上から海岸砂丘の広大な範囲まで、大きな多様性が確保されています。
英語表記:Atlantic Forest South-East Reserves
所在地:パラナ州/サン・パウロ州 S24 10 0.012 W48 0 0(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (vii)(ix)(x) 1999年登録
アマゾンの熱帯雨林は、約1,500万年、アンデス山脈が隆起し、アマゾン川が大西洋に流れ込むようになった頃から徐々に形成され、現在、アマゾンの約60%がブラジルに位置します。
赤道付近に位置する高温多湿のアマゾンは、密林から立ち上る水蒸気が雨となって大地を再び潤し、日光が絶え間なく降り注ぐ林冠から薄暗い地上、高地森林から湿地帯まで、生物にとって理想的な環境であり、それぞれの種が環境に合わせて特殊な進化を遂げています。
日光をふんだんに浴びることができる林冠では、年間を通じて光合成を続ける大量の葉が地球上の酸素の約20%を供給しています。
中央アマゾン保全地域群は、2,000年に登録されたジャウー国立公園(Parque Nacional Do Jau)、2,003年に拡張登録された、三つの保護地域、アナヴィリャーナス国立公園(Parque Nacional de Anavilhanas)、アマナ持続可能な開発保護区(Amana Sustainable Development Reserve)、マミラウア持続可能な開発保護区(Mamairaua Sustainable Development Reserve)から構成されています。
保全地域は、主にネグロ川(Rio Negro)とソリモエンス川(Rio Solimoes)の合流点に位置、乾燥地森林(dryland forests)や周期的に冠水する低地森林にアマゾンで記録された大部分の生態系が含まれ、ヴァールゼア(varzea)、イガポー(igapo)の黒い水流に白く泡立った水流、瀑布、沼地、湖、湖岸などが存在。
英語表記:Central Amazon Conservation Complex
所在地:アマゾナス州 S2 19 60 W62 0 30(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ix)(x) 2000年登録、拡張2003年
登録年度順 | 登録名 |
1 | イグアス国立公園 |
2 | ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群 |
3 | サウス-イースト大西洋岸森林保護区群 |
4 | 中央アマゾン保全地域群 |
5 | パンタナール保全地域 |
6 | ブラジルの大西洋諸島:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群 |
7 | セラード保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園 |