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南米最大の国土を領有するブラジルの世界遺産ツアーには、熱帯雨林のジャングルに、広大な草原が広がるセラード、世界最大の湿地帯パンタナールなど、風光明媚な海、山、湿地を巡る世界遺産ツアーがあります。
南米10ヶ国と国境を接し、南米最大の国土を領有するブラジル連邦共和国の世界遺産ツアーには、表現力豊かなイタリアのロココ調インテリアとバロック様式で構成された聖地「ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所」、壮大な行政地区と公共広場の構想が近代建築と美術の傑作として認識された都市「ブラジリア」など、歴史都市に残存する教会、聖堂、修道院、素晴らしい自然美を提供する熱帯雨林が生い茂るジャングルに広大な草原が広がるセラード、世界最大の淡水湿地に壮大な滝、青々とした亜熱帯植物エリアにさまざまな植物や動物が生息する国立公園、絶滅の危機に瀕している動物の重要な保護区を巡る世界遺産ツアーがあります。

ブラジルの世界遺産:ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所 / ブラジリア

ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所

ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所は、首都ブラジリアの南東約680km圏内、ミナス・ジェライス州(Estado de Minas Gerais)コンゴーニャスに位置、登録面積2.19ha、緩衝地帯8.77haを占有する18世紀のブラジル建築と独特の芸術的業績の例を示す教会と彫刻群の聖域。

ブラジリア

元ブラジル連邦共和国大統領ジュセリーノ・クビチェック・デ・オリヴェイラ(Juscelino Kubitschek de Oliveira、1902年~1976年)の国家近代化プロジェクトの一環として、標高約1.100mの高原地帯に1956年から1960年にかけて建設、ブラジル南東部に位置するリオデジャネイロから1960年に遷都されています。

ブラジルの世界遺産(文化遺産):ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所
(Sanctuary of Bom Jesus do Congonhas)

位置案内:ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所

ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテの南にあるこの聖域は、18世紀後半に建てられ、アレイジャディーニョ(Aleijadinho、1730年~1814年)の表現力豊かなキリストの苦難を示す独創的な傑作で飾られた七つの礼拝堂に予言者の像で飾られた屋外階段など、華麗なイタリア・ロココ調装飾とバロック様式の教会で構成されています。

軽度に湾曲した踊り場の高いところに十二使徒の石鹸石(ソープストーン)胸壁像を載置した分離された階段を保持するボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所は、出入り口を経て傾斜路の前庭から十字架を記す基準点に6つの礼拝堂間を行き来します。

キリスト受難シーンを描写した石鹸彫像と共に多色彩の木の彫刻は、フランシスコ・アントニオ・リスボア(Francisco Antonio Lisboa、Aleijadinho)の創造的な手腕の偉大な成果として礼拝堂に残存します。

英語表記:Sanctuary of Bom Jesus do Congonhas

所在地:ミナスジェライス州 S20 29 59 W43 51 28(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(iv) 1985年登録

ブラジルの世界遺産(文化遺産):ブラジリア
(Brasilia)

位置案内:ブラジリア

モニュメンタルの東西軸と地形に沿って湾曲する南北軸の主要道路が交差するレイアオウトのブラジリアは、登録面積112.6892km² を占有する20世紀モダニスト・アーバニズムの決定的な一例と称しています。

注目に値する都市計画は、ルシオ・コスタ(Lucio Costa、1902年~ 1998年)の都市計画(パイロットプラン)とオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer、1907年~2012年)の調和のすぐれた建築上の創造物で、市の都市計画の決定要因となったモニュメンタルの軸と主要道路の軸との交差点が最も強く反映され、典型的な特色が三権広場(Praca dos Tres Poderes)、官庁街(Esplanada dos Ministerios)で強調されています。

壮大な行政地区と公共広場の構想と共にル・コルビュジエ(Le Corbusie、1887年~1965年)の6階建て住宅ブロックをサポートするパイロンによって風景がその下やその周辺を流れるように促進された都市生活構想が集合しています。

英語表記:Brasilia

所在地:ブラジリア連邦直轄区 S15 46 59.988 W47 53 60(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(iv) 1987年登録

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