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ボリビアの世界遺産ツアーには、スペイン統治時代の町並みにキリスト教伝道施設群、先コロンブス期の都市遺跡、インカ帝国が築き上げた道路網、風光明媚な高地草原・森林の自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
南米5国と国境を接する内陸国ボリビア多民族国の世界遺産ツアーには、スペインの都市計画に基づいてデザインされ、地元建築の伝統とヨーロッパ導入の建築様式との同化を示す宗教建造物が残存する「古都スクレ」、大規模な赤い砂岩に動物および幾何学的模様の彫刻が残存する先コロンブス期の古代都市遺跡「サマイパタの砦」など、スペイン植民地時代の都市計画に基づいて築かれた町並みや銀採掘により繁栄した町並み、先コロンブス期の宗教、住居跡の都市遺跡を巡る世界遺産ツアーがあります。

ボリビアの世界遺産:古都スクレ / サマイパタの砦

古都スクレ

ボリビアの中央南部、首都ラパスの南東約420km圏内、チュキサカ県 (Departamento de Chuquisaca)プロビンシア・デ・サムエル・オロペサ(Provincia de Samuel Oropeza)のセロ・シカシカ(Cerro Sica Sica)とセロ・チュルケリャ(Cerro Churuquella)の山麓丘陵に位置する古都スクレは、ラテンアメリカの地元伝統及び導入されたヨーロッパ様式との建築融合の実例とされています。

サマイパタの砦

考古学的遺跡サマイパタの砦は海抜1,950m のアンデス丘陵地帯、首都ラパス東約500km圏内、サンタクルス県フロリダ郡に位置、儀式センターの中心と推定される数多くの彫刻を有する丘のエリア、政治行政と居住区を形成する丘の南のエリア、2つの明確に識別された部分で構成。

ボリビアの世界遺産(文化遺産):古都スクレ
(Historic City of Sucre)

位置案内:古都スクレ

古都スクレ

スクレは、1538年、ヤンパラ(Yampara)の土地にシウダード・デ・ラ・プラタ・デ・ラ・ヌエバ・トレド(Ciudad de la Plata de la Nueva Toledo、ニュートレド・シルバータウン、Silver Town of New Toledo)としてスペイン人が設立、司法上の首都として長年にわたり、チャルカス(Charcas)連合のラ・プラタ( La Plata)先住文化の宗教、文化の中心地域。

1839年、ボリビア建国時、この都市はボリビアの最初の首都であると宣言され、独立闘争の故人アントニオ・ホセ・ド・スクレ(Antonio Jose de Sucre、1795年~1830年)の名にちなんで改名。

英語表記:Historic City of Sucre

所在地:チュキサカ県オロペサ S19 2 35.016 W65 15 33.012(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iv) 1991年年登録

歴史的な都市スクレは、16世紀、米州でスペイン人によって設立された他の町同様、チェッカーボード様式の街路を持つシンプルな都市計画に基づいてデザイン。

ポトシ近郊の鉱物資源は、重要な文化的中心地であったラ・プラタ(La Plata)の経済発展に影響を及ぼし、サン・フランシスコ・ハビエル大学、ロイヤル・アカデミー、現在の最高裁判所の前身カラカス・オーディエンシア(Characas Audiencia)などを設立。

16世紀に遡るスペインの都市始まりを象徴する113.76ha の歴史的中心部は、教会を含む多くの宗教建築物、サン・ラザロ(San Lazaro)、サン・フランシスコ(San Francisco)、サント・ドミンゴ(Santo Domingo)、メトロポリタン大聖堂(Metropolitan Cathedral、スカー大聖堂)などがあり、その建設は1559年に始まり250年後に完成。

1609年には大司教の所在地になり、17世紀間、ラ・プラタは、南米スペイン東部地域の宗教中心地に登用。

イエズス会修道院の一部として1621年に建設されたカサ・デ・ラ・リベルタッド(Casa de la Libertad、House of Freedom、フリーダムハウス、自由の家)は、独立につながる場所としてボリビアで最も重要な歴史的建造物。

ヨーロッパから導入された地元建築の伝統とスタイルとの融合を示すルネッサンス、ムデハル、ゴシック、バロック、ネオクラシック時代の初期を含め、16世紀から19世紀の間に建てられたスクレの建物は、古都スクレの顕著な普遍的価値を構成するすべての要素がが含まれています。

サマイパタの砦
(Fuerte de Samaipata)

位置案内:サマイパタの砦

サマイパタの砦

サマイパタの砦は、A.D.300年初期、Mojocoyas 文化に属する人々が儀式と居住の中心地として占領、この時期に大規模な岩の成形作業が始まっています。

研究者の発掘によって発見されたインカ定住の特徴である周辺に壮大な公共建築物を持つ大きな中央広場と農業のための近隣の丘陵地帯のテラス付けにより14世紀にインカに占領され、インカの州都と確認されています。

それは、1520年代にチャコ(Chaco)地域の好戦的なチリグアノ族(Chiriguano)の侵略に対し砦を形成、砦の戦略上重要な位置は、インカに魅惑されたスペイン人にも認識されています。

英語表記:Fuerte de Samaipata

所在地:サンタ・クルス県フロリダ S18 10 0 W63 49 0(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iii) 1998年登録

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