王立展示館とカールトン庭園は、首都キャンベラ(Canberra)の南東約470km圏内、4つの市街地に囲まれたビクトリア州(Victoria)メルボルン市(Melbourne)の中心地に位置、登録面積26ha、干渉地帯55.26haを占有、19世紀後半と20世紀初頭に開催された国際博覧会の為に建設され、現在に引き継がれた事例の一つ。
比類のない20世紀建築の傑作と称されるシドニーオペラハウスは、オーストラリア最大の人口を保持するニューサウスウェールズ州(New South Wales)の州都シドニー(Sydney)に位置、登録面積5.8ha、干渉地帯438.1haを占有、他に類のないデザインと建設に基づいた特別な技術革新の工学業績の重要性は、世界的に有名な建築物の象徴と捉えられています。
王立展示館とカールトン庭園は、メルボルン市の王領地3区画、2つの公的レクリエーション用の王領地(カールトン庭園)と展示棟、近年建設された博物館で構成、王立展示館の大ホールは、1880年のメルボルン万国博覧会、1888年のメルボルンセンテニアル万国博覧会の開催を目的として建設、これらは、オーストラリアの産業と技術を世界に紹介するため、植民地時代のオーストラリアで開催された最大のイベントでした。
王立展示館の大ホールはカールトン庭園の北側から南へ位置、この建物は計画的な十字形で、初期展示棟の典型的な建築テンプレートの採用で、ドームやおおきな正門口、展望台、塔と扇形の窓が組み込まれています。
英語表記:Royal Exhibition Building and Carlton Gardens
所在地:ビクトリア州メルボルン S37 48 22 E144 58 13(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ⅱ) 2004年登録、2010年マイナー修正
大きな半球形の丸屋根構造で形成される革新的なデザインのオペラハウスは、長さ約183m、最大幅約120m、1.8haをカバーする根本的な表現主義の建設で、海面下25mの深さに沈められた580本の支柱で支えられています。
シドニーオペラハウスの屋根構造は、一般的にシェルと呼ばれているコンクリートプレハブのパネルで制作、それは実際の建築用語でなく、同材料のプレハブリブに依存していることによるもので、シェルは、逆「V」、山形でかすかなパターンを形成、光沢のある1,056,006タイルのクリームホワイトの色で覆われ、遠方からの景色は白均一で表示されます。
シェルの規模は、内部の高さが入り口の低いスペースから高いタワー場面に座席エリアがそびえた要求を反映させるために選択され、劇場の屋根を形づくる丸天井の二大グループは、コンサートホールとオペラ劇場の各々一つにそれぞれ属し、他のラウンジは、屋根として最も小さな丸天井のグループに収容されています。
タイルは、スウェーデンの会社よって製造され、それらは単独で洗浄するように設計、定期的なメンテナンスクリーニングが行われています。
英語表記:Sydney Opera House
所在地:ニューサウスウェールズ州 S33 51 24 E151 12 55(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ⅰ) 2007年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | 王立展示館とカールトン庭園 |
2 | シドニー・オペラハウス |
3 | オーストラリア囚人遺跡群 |
登録年度順 | 登録名 |
1 | カカドゥ国立公園 |
2 | ウィランドラ湖群地域 |
3 | タスマニア原生地域 |
4 | ウルル-カタ・ジュタ国立公園 |
外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。