世界遺産ツアーと世界遺産一覧：オーストラリアの世界遺産

地域の動物相は、異常に高い割合の固有種と古代系統の残存種が含まれ、世界的に重要な意味を持つ様々な地形、地質、土壌、および植生は、厳しく変動する気候条件に関連して、広範囲な動物生息地を形成するために組み合わされています。

タスマニアの島国性、特にタスマニア原生地域は、その閉鎖された独自性に貢献し、有袋類と潜伏する淡水ザリガニの多くのグループがゴンドワナ動物相の残存種が生息、タスマニアン・デビル（Tasmanian devil）、タスマニアン・パディメロン（Tasmanian pademelon）、イースタン・クウォール（eastern quoll）、キジインコ（ground parrot）など、オーストラリア本土では、絶滅または絶滅危惧種とされる動物の拠点として保護されています。

また、現時点で５０羽も確認されていない絶滅の危機に瀕した野生のアカハラワカバインコ（Orange-bellied Parrot）の最後の野生繁殖個体も生息しています。

タスマニア原生地域には、約３５,０００年前から１万２千年前の更新世後期および完新世初期の人類居住の集中地域の遺跡が発見され、地域の洞窟は、氷河が近くの山脈から流れ落ち気候がはるかに変動した寒い時期と乾燥した時期の狩猟証拠が残存、石灰岩の洞窟で発見された遺跡は、この地域で２万年以上にわたる人間居住を示しています。

登録地域は以下の国立公園、保全地域から構成。

クレイドル・マウンテン－レイク・セント・クレア国立公園 （Cradle Mountain-Lake St. Clair National Park） 座標位置 S41 48 58.9 E145 58 54.5

サウスウェスト国立公園 （Southwest National Park） 座標位置 S43 09 57 E146 12 26.2

フランクリン・ゴードン・ワイルド・リバーズ国立公園 （Franklin-Gordon Wild Rivers National Park） 座標位置 S42 29 17.6 E146 00 14.5

ハーツ・マウンテンズ国立公園 （Hartz Mountains National Park） 位置座標 S43 14 19.8 E146 45 34.4

モール・クリーク・カルスト国立公園 （Mole Creek Karst National Park） 位置座標 S41 36 01.9 E146 17 21.7

ウォルス・オブ・エルサレム国立公園 （Walls of Jerusalem National Park） 座標位置 S41 51 00 E146 18 00

中央高原保全地域 （Central Plateau Conservation Area） 座標位置 S41 49 06.4 E146 31 59.5

デビルズ・ガレット州立保護区 （Devils Gullet State Reserve） 座標位置 S41 40 02.5 E146 19 20.1

 タスマニア州（Tasmania）　国立及び州立公園　主な行政区及び観光地

ウルル-カタ・ジュタ国立公園は、世界で最も重要な乾燥地の生態系の１つにランクされ、オーストラリア中部で発見された植物群の大部分を占め、オーストラリア中部のほかの場所で発見されたいくつかの種が公園内では危機に瀕している場合があります。

植物コミュニティの成長と再生は不規則な降雨に依存し、いくつかの植物は生育することができ、いくつかの植物は生育するためにそれに依存する砂漠の厳しい条件に適応しています。

植物は、ジュクルパ（Tjukurpa）の重要な一部であり、主要な植物食品にはそれぞれのセレモニーがあり、多くの植物は祖先の存在と関連して、アカシア アネウラやユーカリなどの樹木は、槍の穂先、ブーメラン、ボウルなどのツールを作るために、アカミノキの赤い樹液は、咳や風邪の消毒剤または吸入剤として、リバーレッドガム、コルクウッド、グレヴィレア、ハケアなどは食品の源となっています。

リバーレッドガムの外皮は白いフレーク状の球に転がして食べることができ、コルクウッドの花の蜜で甘い飲み物を作ることができます。

歴史的に、ウルル-カタ・ジュタ国立公園には、土地固有の４６種の哺乳類がウルル地域に生息していたことが知られ、最近の調査によって、現在では２１種となっており、クサムラツカツクリ（mallee fowl）、フクロギツネ（brushtail possum）、コシアカウサギワラビー（rufous hare wallaby）、マラ（mala）、ミミナガバンディクート（bilby）、シロオビネズミカンガルー（burrowing bettong）、Black-flanked rock-wallaby のような地元で絶滅した動物の再導入のため移動がサポートされています。

脆弱な哺乳類のひとつであるネズミクイ（mulgara）は、ウルル周辺から公園の北の境界まで、そしてエアーズロックへと広がる狭い領域の砂漠地帯に限られて生息、この領域には、フクロモグラ（marsupial mole）、ウォマ・パイソン（woma python）、クニヤ（kuniya）、グレートデザートスキンク（great desert skink）などが生息。

コウモリの個体群は、ウルルとカタジュタの洞窟や割れ目の隙間にねぐらを依存する少なくとも７種が生息しています。