シュトルーヴェの測地弧は、ノルウェーのハンメルフェスト(Hammerfest)からスウェーデン、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、ウクライナのスタラ・ネクラシウカ(Stara Nekrasivka)まで、 10ヶ国を通過、2820km以上にまたがる子午線測量のために設置された三角点群。
ブコヴィナ・ダルマティアの主教座施設は、ウクライナ西部、首都キエフの南西約410km圏内、チェルノフツィ州(Чернiвецька область)チェルノフツィ(Чернiвцi)の境界内に位置、登録面積8ha、緩衝地帯244.85haを占有するプルート川沿いのドミニク山と呼ばれる庭園と美しい公園の中に聳える旧神学校と神学校教会、時計台付きの旧修道院、礼拝堂、聖イオアン大主教の旧邸宅建築物から構成。
地球の大きさや形状は、紀元前4世紀頃から自然科学の最重要課題の1つとされていましたが、16世紀に進展した「三角測量」と呼ばれる測量システムは、地球の大きさと形状を決定する能力を向上させています。
ドイツ系ロシア人天文学者フリードリヒ・ゲオルク・ウィルヘルム・シュトルーヴェ(Friedrich Georg Wilhelm Struve、1793年~1864年)の指揮のもと、数人の学者(測量士)により1816年から1855年に実施され、長距離にわたる調査で、測地学において子午線を初めて正確に測量。
英語表記:Struve Geodetic Arc
所在地: ノルウェー、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、スウェーデン、ウクライナ
N59 3 28 E26 20 16(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iii)(vi) 2005年登録
ウクライナの三角点位置及び座標
フメリヌィーツィクィイ州/Katerynivka Katerinivka N49 33 57 E26 45 22 ※ ⇒ Google Map
フメリヌィーツィクィイ州/Фельштин / Felshtin N49 19 48 E26 40 55 ※ ⇒ Google Map
フメリヌィーツィクィイ州/Baranivka N49 08 55 E26 59 30 ※ ⇒ Google Map
オデッサ/Stara Nekrasivka N45 19 54 E28 55 41 ※ ⇒ Google Map
各国の三角点位置及び座標、ロシアの世界遺産シュトルーヴェの測地弧