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ルーマニアの世界遺産ツアーには、中世の城塞都市、農村風景と調和する教会群及び修道院などの文化的景観、多様な野生動物が生息するデルタ地帯にブナ原生林の自然景観を巡る世界遺産ツアーがあります。
5ヶ国と国境を接するルーマニアの世界遺産ツアーには、周囲の農村風景と調和する素晴らしいフレスコ画を保持する中世に創立された「モルドヴィア地方の教会群」、奉納の肖像画と装飾品で知られるブランコヴァン様式の「ホレズ修道院」など、フレスコ画で豊かに装飾された中世の修道院、教会、宗教美術品が保存された文化的景観、国土の中央を山脈が奔り、黒海に注ぐ支流が一大湿地帯を構成するデルタ地帯、山脈、丘陵、草原、湿地に最後の氷河期以降に広がるブナ森林に多様な野生動物が生息する風光明媚な自然を巡る世界ツアーがあります。

ルーマニアの世界遺産:モルドヴィア地方の教会群 / ホレズ修道院

モルドヴィア地方の教会群

モルドヴィア地方の教会群は、ルーマニア北東部、首都ブカレスト(București)の北約380km圏内のモルドヴィア(Moldavia)北部に残存、ビザンチン様式に触発された15世紀後半から16世紀後半の印象的な8つの修道院、教会で構成。

ホレズ修道院

ホレズ修道院は、ルーマニア南西部、首都ブカレスト(București)の北西約190km圏内、ワラキア地方(Wallachia)ヴルチャ県(Judeţul Valcea)位置、1690年代、領主コンスタンティン・ブルンコヴェアヌ(Constantine Brancovan)公により創立、ブルンコヴェネスク様式の傑作される登録面積22.48ha、緩衝地帯57.29haを占有する白い石造りのルーマニア正教会の修道院。

ルーマニアの世界遺産(文化遺産):モルドヴィア地方の教会群
(Churches of Moldavia)

位置案内:モルドヴィア地方の教会群

モルドヴィアの修道院、教会の外見を覆う壁画は、単なる壁装飾ではなく、すべてにおいて完全なる宗教的テーマの循環を表し、優雅な文字の混色が周囲の農村風景と完璧に調和する構成となっています。

絵画による教会の外壁を完全に覆うアイディアは、モルダヴィアで採用された一種の教会建設と装飾方法で、15世紀後半から16世紀後半にかけてバルカン諸国の文化的、宗教的状況を例示。

スチェヴィツァ修道院(Sucevița Monastery)のインテリアと外壁は、16世紀の壁画で全面的に装飾、この教会は聖ヨアンネス・クリマコスの地位を保持する唯一の教会とされています。

英語表記:Churches of Moldavia

所在地:モルドヴィア N47 46 42 E25 42 46(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(iv) 1993年登録、2010年拡張

モルドヴィア アルボレ(Arbore)マナスティレア・フモルルイ(Mănăstirea Humorului)、 モルドビツァ(Moldovița)、 パトラウツィ(Pătrăuți)プロボタ(Probota)、 スチャバ(Suceava)ヴォロネツ(Voroneț)スチェヴィツァ(Sucevița)で世界遺産に登録されている8つの教会群。

 アルボレ教会Biserica ArboreBiserica Arbore、前駆授洗イオアン斬首教会、Beheading of St.John the Baptist Church) N47 43 59.2 E25 55 44.7

 生神女就寝教会(Dormition of the Mother of God Church、フモール修道院、Humor Monastery) N47 35 37.4 E25 51 16.3

 生神女福音教会(Annunciation Church、モルドヴィツァ修道院、Moldovița Monastery) N47 39 25 E25 34 16.1

 パトラウツィの聖十字架教会Exaltation of the Holy Cross Church,Pătrăuți) N47 43 46 E26 11 34.4

 聖ニコラス教会(St. Nicholas Church、プロボタ修道院、Probota Monasteryi) N47 22 30.3 E26 37 23.8

 聖ジョージ教会(St. George Church、聖ヨハネ新修道院、Saint John the New Monastery) N47 38 29.4 E26 15 48

 聖ジョージ教会(St. George Church、ヴォロネツ修道院、Voroneț Monastery) N47 31 01.5 E25 51 51

 復活教会(Resurrection Church、スチェヴィツァ修道院、Sucevița Monastery) N47 46 42.1 E25 42 42.5

 スチェヴィツァ修道院(Sucevița Monastery)は、、歴史過程で大きな変化を受ず、15世紀後半の建築構造と内部、外部壁画の初期配置を無傷で保存されています。

 モルドヴィア(Moldavia)地方 主な県、市町村及び観光地

ルーマニアの世界遺産(文化遺産):ホレズ修道院
(Monastery of Horezu)

位置案内:ホレズ修道院

ホレズ修道院

風光明媚な自然に隔絶された環境の中、16世紀後半から17世紀前半にかけてこの地を統治した領主コンスタンティン・ブルンコヴェアヌ公によって創立されたホレズ修道院は、ブルンコヴェアヌ建築様式で保存された中世ルーマニアの最も代表的な建築物のひとつで、数百年前に正教会が持っていた権力の象徴的なシンボルのひとつとなっています。

現在のルーマニアで最も歴史的・文化的名所のひとつとなったホレズ修道院は石造りで、1691年に着工、1697年に完成、周囲に4つ小さな教会が付属。

また、何世紀もの間、世代から世代に伝えられたホレズ(Horezu)の陶器技術の独創性と巧みさは、その地域のランドマークであり、ルーマニアの主要な文化的名所のひとつとなっています。

英語表記:Monastery of Horezu

所在地:ワラキア、ヴルチャ県 N45 10 60 E24 1 0(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii) 1993年登録

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Romania Landscape

ルーマニアの世界遺産 位置案内

ルーマニアの世界遺産 位置案内 モルドヴィア地方の教会群 ホレズ修道院 トランシルヴァニア地方の要塞教会群のある集落 オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群 シギショアラ歴史地区 マラムレシュ地方の木造教会群 ドナウ・デルタ カルパティア山脈など欧州各地のブナ原生林群

ルーマニア 渡航に応じた安全対策の目安情報。

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