ヴェガオヤン-ヴェガ群島は、ノルウェーの北西海域、首都オスロの北約636km圏内、ヌールラン県 (Nordland)ヴェガ(Vega)に位置、登録面積1037.1km²、緩衝地帯280.4km²を占有する北極圏のすぐ南にある浅い水域に広がる主要なヴェガ(Vega)島を含む無数の島々、小島、岩礁群で構成されたユニークな文化的景観を形成する風光明媚な海景及び世界で最も美しいと評される沿岸風景の自然特徴と文化的多様性との相互関係を示しています。
シュトルーヴェの測地弧は、ノルウェーのハンメルフェスト(Hammerfest)からスウェーデン、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、ウクライナのスタラ・ネクラシウカ(Stara Nekrasivka)まで、 10ヶ国を通過、2820km以上にまたがる子午線測量のために設置された三角点群。
登録面積1037.1km²の内、69.3km²が陸地の文化的景観をカバーするヴェガオヤン-ヴェガ群島は、10,000万年以上も続く新しい島々の隆起及び数多くの島々が徐々に海面から隆起して800m近い山頂が聳える特徴的な風景と、この地域の美しい自然で暮らす漁業、農業間の相互作用によって形成されています。
ヴェガオヤン-ヴェガ群島は、ヴェガ(Vega)とソラ(Sola)島の低地と山地の人々が、極端な環境の中、特徴的な漁業、農業、そしてアイダーダウン(eider down、ケワタガモの綿毛)を収穫するユニークで倹約的な生活様式をどのように発展させたかを示しています。
英語表記:Bryggen
所在地:ヌールラン県 N60 23 49.992 E5 19 23.016(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iii) 1979年登録
地球の大きさや形状は、紀元前4世紀頃から自然科学の最重要課題の1つとされていましたが、16世紀に進展した「三角測量」と呼ばれる測量システムは、地球の大きさと形状を決定する能力を向上させています。
ドイツ系ロシア人天文学者フリードリヒ・ゲオルク・ウィルヘルム・シュトルーヴェ(Friedrich Georg Wilhelm Struve、1793年~1864年)の指揮のもと、数人の学者(測量士)により1816年から1855年に実施され、長距離にわたる調査で、測地学において子午線を初めて正確に測量。
英語表記:Struve Geodetic Arc
所在地: ノルウェー、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、スウェーデン、ウクライナ
N59 3 28 E26 20 16(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iii)(vi) 2005年登録