ケルナヴェ古代遺跡はリトアニア東部、ネリス川峡谷に位置、登録面積194.4ha、緩衝地帯2,455.2haを占有する古代遺跡は、後期旧石器時代から中世まで、古代土地利用の遺跡が含む約1万年にわたる人間居住の証拠を提供。
シュトルーヴェの測地弧は、ノルウェーのハンメルフェスト(Hammerfest)からスウェーデン、ベラルーシ、エストニア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、モルドバ共和国、ロシア連邦、ウクライナのスタラ・ネクラシウカ(Stara Nekrasivka)まで、 10ヶ国を通過、2820km以上にまたがる子午線測量のために設置された三角点群。
ケルナヴェ古代遺跡は、ケルナヴェ(Kernavė)の町に点在する印象的な丘の砦、壁を持たない集落、埋葬地やその他のユニークな考古学的要素の複合体で構成、遺跡には長い人間居住及び活動の継続期間内に氷河後退の自然過程を取り巻く考古学的な証拠が並はずれて集中。
遺跡は、紀元前9世紀と8世紀間の最も初期の居住、その後の中世後期までの永続居住がいくつかの文化的な層と埋葬地で発掘されています。
ケルナヴェ古代遺跡は、約1万年の間、バルト海地域の人間居住地の進化に対する例外的な証言を提示、汎神論とキリスト教の伝統葬儀の並はずれた形跡を保持しています。
英語表記:Kernavė Archaeological Site (Cultural Reserve of Kernavė)
所在地:ヴィルニュス市 N54 41 12.012 E25 17 35.016(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iv) 1994年登録、2012年マイナー境界変更
地球の大きさや形状は、紀元前4世紀頃から自然科学の最重要課題の1つとされていましたが、16世紀に進展した「三角測量」と呼ばれる測量システムは、地球の大きさと形状を決定する能力を向上させています。
ドイツ系ロシア人天文学者フリードリヒ・ゲオルク・ウィルヘルム・シュトルーヴェ(Friedrich Georg Wilhelm Struve、1793年~1864年)の指揮のもと、数人の学者(測量士)により1816年から1855年に実施され、長距離にわたる調査で、測地学において子午線を初めて正確に測量。
英語表記:Struve Geodetic Arc
所在地:フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、ベラルーシ、エストニア、モルドバ、ラトビア、リトアニア、ロシアに跨る共有資産 N59 3 28 E26 20 16(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iii)(vi) 2005年登録
リトアニアの三角点位置及び座標
Gireišiai、パネヴェジ-ス(Panemunėlis):N55 54 09 E25 26 12 ※ ⇒ Google Map
Mekonys 、ネメンチネ(Nemenčinė):N54 55 51 E25 19 00 ※ ⇒ Google Map
Paliepiukai、ネメジス(Nemėžis):N54 38 04 E25 25 45 ※ ⇒ Google Map
各国の三角点位置及び座標、ロシアの世界遺産シュトルーヴェの測地弧
登録年度順 | 登録名 |
1 | ヴィルニュスの歴史地区 |
2 | クルシュー砂州 |
3 | ケルナヴェ古代遺跡 |
4 | シュトゥルーヴェの測地弧 |