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リトアニアの世界遺産ツアーには、平原、丘陵、多数の湖、湿地帯が広がるユニークな自然と先史時代より定住する人々が築き上げた豊かな文化的景観を巡る世界遺産ツアーががあります。
ヨーロッパ北東部、4ヶ国と境界を接し、バルト海に面するリトアニア共和国の世界遺産ツアーには、断続的に地域を襲った政治および自然的災害から再建され、様々な建築様式の歴史建造物が残る旧市街の「ヴィルニュスの歴史地区」、浸食作用の脅威に対抗した人間と自然との調和のとれた共存を示す細長く伸びる「クルシュー砂州」など、特殊な自然環境の中に広がる文化的景観に侵略と災害の歴史から再建され大きな多様性の町並みを構成する旧市街の文化的景観、石器時代から中世までの要塞、居住集落、墓地遺跡が点在する古代遺跡の文化的景観及び数多くの湖に湿地帯が広がる平坦な地形に混交林の植生が醸し出す美しい自然景観を巡るリトアニアの世界遺産ツアーがあります。

リトアニアの世界遺産:ヴィルニュスの歴史地区 / クルシュー砂州

ヴィルニュスの歴史地区

13世紀から18世紀後半までリトアニア大公国の首都として繁栄したヴィルニュスの歴史地区は、登録面積352.09ha、緩衝地帯1,912.24haを占有、数世紀にわたり東欧の広い地域の建築、文化発展に深い影響を及ぼし、侵略と災害の歴史から再建された様々な建築様式の歴史建造物保存されています。

クルシュー砂州

クルシュー砂州(Curonian Spit、クロニアン・スピット)は、リトアニア共和国サンビア半島とロシア連邦飛び地カリーニングラード州に跨る、バルト海、クルシュー潟間に跨る延長98km、幅約0.4km~3.8km の細長い砂州地形。

リトアニアの世界遺産(文化遺産):ヴィルニュスの歴史地区
(Vilnius Historic Centre)

位置案内:ヴィルニュスの歴史地区

ヴィルニュスの歴史地区は、新石器時代から断続的に居住された氷河期の高地から歴史が始まり、ゲディミナスの丘(Gedimino Hill)の防備を固めるため、A.D.1000年頃、ネリス川(Neris rivers)とヴィルニャ川(Vilnia rivers)の合流点に木造の要塞が建設されています。

ヴィルニュスは、ドイツ侵略に対するバルト民族の闘争中、13世紀まで定住のない町として発展もなく、1323年にヴィルニャ(Vilnia)最初の書面でリトアニア大公国の首都として言及がなされ、この時の小さな孤立した丘に、いくつかの煉瓦構造物が建てられた様な外観がヴィルニャ変遷の過程とされています。

首都をビリニュスを持つリトアニア大公国は、15世紀まで、バルト海北部から南部の黒海に至るヨーロッパ最大の国として繁栄しています。

英語表記:Vilnius Historic Centre

所在地:ヴィルニュス市 N54 41 12.012 E25 17 35.016(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iv) 1994年登録、2012年マイナー境界変更

リトアニアの世界遺産(文化遺産):クルシュー砂州
(Curonian Spit)

位置案内:クルシュー砂州

クルシューラグーンからバルト海を隔てる狭い半島の砂丘の尾根は、紀元前3000年頃、潮流によりモレーン島の上に砂が運ばれ形成、以降、森林に覆われたが、17世紀から18世紀の集中的な森林伐採後、砂丘は最古の入植地を埋め、クルシューラグーンに向かって移動し始めました。

19世紀への変わり目、即時の保護活動なしでは、地域で人の居住が持続不可能であることが明らかになり、砂丘の安定化作業が開始されました。

英語表記:Curonian Spit

所在地:ロシア連邦カリーニングラード州、リトアニア N55 16 28.488 E20 57 44.604(緯度 経度:度分秒) ※ユネスコ世界遺産リスト

登録基準 (v) 2000年登録

砂丘の尾根は木々や柴垣根を使用して補強され、現在、森林と砂が、クルシュー砂州を覆い、都市化された8つの小さな集落は、土地の僅か約6%をカバーしています。

堆積した砂が風や波の浸食に晒される自然環境に居住するため、絶え間ない環境の変化に適応した地域社会の生活様式を反映した文化がクルシュー砂州に保存されています。

リトアニアの世界遺産 一覧

lithuania Landscape

リトアニアの世界遺産(文化遺産) 登録リスト

登録年度順 登録名
ヴィルニュスの歴史地区
クルシュー砂州
ケルナヴェ古代遺跡
シュトゥルーヴェの測地弧

リトアニア共和国 渡航に応じた安全対策の目安情報。

外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。

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