小さなルター派教区のために建設されたペタヤヴェシの古い教会は、地域特有の湖と森林景観に囲まれたフィンランド中央部、首都ヘルシンキ(Helsinki)の北、約233km圏内、中央スオミ県 (Keski-Suomi)ペタヤヴェシ(Petäjävesi)に位置する木造教会。
ヴェルラ砕木・板紙工場は、フィンランド南東部キュミ川(Kymi River)渓谷の北部、首都ヘルシンキ(Helsinki)の北東約138km圏内、キュメンラークソ県 (Kymenlaakso)ヴァルケアラ(Valkeala)及びヤーラ(Jaala)の境界、に位置、1890年代から1964年まで稼動した、登録面積22.778ha、緩衝地帯80.027haを占有する製紙・製材に関連する工場、住宅地、発電所で構成された産業遺産群。
ペタヤヴェシの古い教会は、地元の建築棟梁ヤーコ・レッパネン(Jaakko Leppänen)によって建てられた木造教会で、鐘楼は、1821年、棟梁の孫エルッキ・レッパネン(Erkki Leppänen)によって教会の西に追加されています。
ペタヤヴェシの古い教会は、北欧針葉樹林地域に住む地方農民の伝統的な木造技術を適用したユニークな例で、北欧木造教会を代表する伝統建築を表しています。
ヨーロッパの建築トレンドが伝統的な木造建築に巧みに応用され、ペタヤヴェシの古い教会の外見と配置に影響を与えています。
英語表記:Petäjävesi Old Church
所在地:フィンランド中央部 N62 15 0 E25 10 59.988(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iv) 1994年登録
ヴェルラ砕木・板紙工場と関連する住宅地は、木材を原材料とし、動力源として水を手に入れやすい針葉樹樹林帯に設立された小規模農村産業集落の遺産群で、19世紀から20世紀初頭にかけて北欧と北米で繁栄した製紙・製材に関連した工場、発電所、集落が無傷のまま点在しています。
ヴェルラの最初の砕木パルプ工場は1872年に設立、板紙工場は10年後に操業を開始、建築的に調和のとれた既存の建物は20世紀の変わり目に遡り、1964年に工場自体が閉鎖され、生産に関連するすべての機械設備は、生産が終了したときのまま工場に残存しています。
英語表記:Verla Groundwood and Board Mill
所在地:キュメンラークソ県ヴァルケアラ/ヤーラ N61 3 42.984 E26 38 26.988(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iv) 1996年登録