世界遺産ツアーと世界遺産一覧：クロアチアの世界遺産
スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿は、クロアチア南部、首都ザグレブの南約２６０ｋｍ圏内、スプリト・ダルマチア郡（Splitsko-dalmatinska Županija）スプリト（Split）に位置、登録面積２０.８ｈａを占有する３世紀後半から４世紀初頭にかけて建てられたディオクレティアヌス宮殿の遺跡が街中で見られ、古代霊廟の資源を再利用した中世の大聖堂、１２、１３世紀のロマネスク式の教会、中世の要塞、１５世紀のゴシック式の宮殿、ルネッサンス、バロック式の他の宮殿が残りの地域を構成します。
クロアチア南端ドゥブロヴニク・ネレトヴァ郡（Dubrovačko-neretvanska županija）、アドリア海沿岸地域に位置するドゥブロヴニク旧市街は、登録面積９６.７ｈａ、緩衝地帯５３.７ｈａを占有、１４世紀～１６世紀に発展したドゥブロヴニクは、アドリア海の真珠と称され、美しい町並みが引き継がれています。
ディオクレティアヌス宮殿（Diocletian's Palace）は、古代ローマ帝国の属州ダルマチアの首都サロナ（Salona、現ソリン、Solin）から約４ｋｍ圏内、東西に走る低い石灰岩の尾根、緩やかに海に傾斜する典型的なカルスト地形に泥灰土から成るダルマチア（Dalmatia）海岸から走る短かな半島の南側湾に位置。
４世紀初頭、古代ローマ皇帝ディオクレティアヌス（A.D.244年～A.D.311年、在位：A.D.284年～A.D.305年）が退位後に備えてアドリア海に面した、現在のクロアチア、スプリト市に建設した宮殿、スプリト旧市街の約半分を占める構造は大規模な要塞を彷彿させます。
英語表記：Historical Complex of Split with the Palace of Diocletian
所在地：スプリト・ダルマチア郡 N43 30 33.984 E16 26 35.988（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ii)(iii)(iv) 1979年登録
ドゥブロヴニク旧市街は、1990年代の紛争で旧市街の一部が破壊されたが、現在、アドリア海の真珠と称された、美しい町並みの修復がすすんでいます。
ドゥブロヴニクに点在する城壁＆要塞、ロクルム島（Lokrum）、レクター宮殿（Rector’s Palace）、ウォー・フォト・リミテッド（War Photo Limited）、フランシスコ会修道院＆博物館（Franciscan Monastery & Museum）、アサンプション大聖堂（Cathedral of the Assumption）スポンザ宮殿（Sponza Palace）、オノフリオの大噴水など、バロック様式の建物に古代都市の壁、白い石灰岩の通りにアドリア海の魅力的なきらめきに多くの観光客が訪れています。
英語表記：Old City of Dubrovnik
所在地：ドゥブロヴニク・ネレトヴァ郡 N42 39 2.016 E18 5 29.004（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (i)(iii)(iv) 1979年登録、拡張1994年
外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。
