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ブルガリアの世界遺産ツアーには、紀元前の考古学的モニュメント、中世にフレスコ画で装飾された教会の文化的景観から山脈、平原、丘陵地帯が広がるユニークな自然を巡る世界遺産ツアーがあります。
黒海に面し、5ヶ国と国境を接するブルガリアの世界遺産ツアーには、壁画で装飾されたトラキア埋葬文化を代表する「カザンラックのトラキア人の墳墓」、南東ヨーロッパでキリスト教美術の重要な功績を示す「イヴァノヴォの岩窟教会群」など、フレスコ画で豊かに装飾された教会や宗教美術品が保存された修道院の文化的景観を巡る世界遺産ツアーがあります。

ブルガリアの世界遺産:カザンラックのトラキア人の墳墓 / イヴァノヴォの岩窟教会群

カザンラックのトラキア人の墳墓

カザンラックのトラキア人の墳墓は、首都ソフィア(Sofia)の東約170km圏内、スタラ・ザゴラ州(Oblast Stara Zagora)カザンラック(Kazanlak)に位置、1944年、第二次時大戦時に発見された登録面積0.0155ha、緩衝地帯7.09haを占有する紀元前4世紀末のヘレニズム期の墳墓。

イヴァノヴォの岩窟教会群

イヴァノヴォの岩窟教会群は、ブルガリア北東、首都ソフィア(Sofia)の北東約245km圏内、ルセ州(Rucenska Oblast)イヴァノヴォ(Ivanovo)に近接、ルセンスキ・ロム川(Roussenski Lom River)峡谷の天然の岩を切り出し建てられた登録面積171.9haを占有する教会、礼拝堂、修道院及び庵室の遺構。

ブルガリアの世界遺産(文化遺産):カザンラックのトラキア人の墳墓
(Thracian Tomb of Kazanlak)

位置案内:カザンラックのトラキア人の墳墓

カザンラックのトラキア人の墳墓

カザンラックのトラキア人の墳墓は、トラキア王セルテス3世(Thracian king Seutes III、治世:BC330~BC300頃)の首都セウトポリス(Seutopolis)近郊に位置する、大規模なトラキア人墳墓の一部。

トロス(tholos)遺構には、狭い回廊と円形の埋葬室があり、いずれもトラキアの埋葬儀式と文化を代表する、ブルガリアで最も保存状態の良いヘレニズム期の代表作とされるフレスコ画で装飾されています。

英語表記:Thracian Tomb of Kazanlak

所在地:スタラ・ザゴラ、カザンラク N42 37 0 E25 23 60(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (i)(iii)(iv) 1979年登録

ブルガリアの世界遺産(文化遺産):イヴァノヴォの岩窟教会群
(Rock-Hewn Churches of Ivanovo)

位置案内:イヴァノヴォの岩窟教会群

イヴァノヴォの岩窟教会群

イヴァノヴォの岩窟教会群は、12世紀、最初の隠修士が掘り出した教会と庵室で、壁画は、14世紀のタルノヴォ派の画法に属する芸術家の特別な技法を表現。

フレスコ画は、南東ヨーロッパにおけるキリスト教美術の重要な功績を示し、14世紀の絵画と中世ブルガリア芸術の素晴らしい芸術的手腕を明確にし、表現力の豊かさは、発見された他の歴史的モニュメントを凌ぐ特徴的なパレオロゴス(Palaiologos)様式で、フレスコ画の新古典主義の精神とその画題要素がビザンチン図像規範からの逸脱を象徴。

壮大な自然環境に包まれた岩窟教会群の多様な庵室、礼拝堂、教会、修道院複合体のオリジナル建築ソリューションは、特別な歴史分類の価値を確証させます。

英語表記:Rock-Hewn Churches of Ivanovo

所在地:ルセ、イヴァノヴォ N43 43 0 E25 58 0(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iii) 1979年登録

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