世界遺産ツアーと世界遺産一覧：トルクメニスタンの世界遺産
国土をほぼカラクム砂漠に占有された中央アジアに位置するトルクメニスタンには、「ニッサのパルティア要塞群」に点在するシルクロードの建造物のほか、古代王国の宮殿、モスク、霊廟、ストゥーパ、仏教僧院、美術的装飾品が文化遺産として引き継がれています。
ニッサのパルティア要塞群は、トルクメニスタンの首都アシガバートのバギル（Bagyr）地区に位置、紀元前３世紀中頃から紀元前３世紀初めまで、この地域一帯を支配していたパルティア王国の要塞遺跡。
パルティアは、南北と東西ルートの岐路に立つ貿易の重要な交通路の中心を務める間、ローマの華麗なライバルとしてローマ帝国拡大の障壁を形成、古代世界で強力な影響力を持つ文明の一つとされています。
古代の重要な通商路の戦略交差点に位置したニッサのパルティア要塞群は、面積７８ｈａ、緩衝地帯４００ｈａの領域を保持、中央アジアと地中海世界との文化交流の鮮やかな相互作用を提示する考古学遺跡です。
ニッサのパルティア要塞群は、トルクメニスタンの歴史的、文化的建造物１３００の一つとして提示された州立８歴史文化公園（SHCP）の一つ。
英語表記：Parthian Fortresses of Nisa
所在地：アシガバート N37 59 59 E58 11 55（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ii)(iii) 2007年登録
トルクメニスタン 観光地
ニッサ（Nisa） 所在地：アシガバート（Ashgabat） N37 57 06.0 E58 12 38.2 ※ ⇒ Google Map
バギル（Bagyr） 所在地：アシガバート（Ashgabat） N37 58 14.3 E58 13 04.5 ※ ⇒ Google Map
| 登録年度順 | 登録名 | 登録区分 |
| １ | 国立歴史文化公園“古代メルフ” | 文化遺産 |
| ２ | クニヤ‐ウルゲンチ | 文化遺産 |
| ３ | ニッサのパルティア要塞群 | 文化遺産 |
