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ラオスの世界遺産ツアーには、ラオス人民民主共和国に栄えた歴史を物語る古代国家の史跡や仏教関連の建造物、伝統的な建築様式の文化遺産があります。

東南アジアに位置するラオス人民民主共和国には、「ルアン・パバンの町」、「チャンパサック県の文化的景観にある ワット・プーと関連古代遺産群」など、古代隆盛を誇ったラオス人民の史跡が点在する古代遺産群、宗教建造物が世界遺産(文化遺産)として引き継がれています。

ラオスの世界遺産:ルアン・パバンの町 / ワット・プーと関連古代遺産群

ルアン・パバンの町

ルアン・パバンは、1975年のラオス人民民主共和国が成立するまでの間ラオス王国の首都。

現在のラオス人民民主共和国の北部、山岳地帯の大河メコン川とナムカーン川の分岐点に位置します。

古都ルアン・パバンは、14世紀頃、メコン川流域の小国を統一したラオ族、ラーンサーン王国の旧都で、18世紀、3国に分裂したラーンサーン王国はタイ王朝の支配に入り、19世紀末にはフランスの植民地支配をうけ、1945年の第二次大戦終了時のラオス独立声明まで統治下におかれています。

チャンパサック県の文化的景観にある ワット・プーと関連古代遺産群

ラオス人民民主共和国南部に位置する「チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群」は、ラオス、タイ、カンボジアと国境を接するチャムパサク県のメコン川中流左岸に位置します。

山麓に広がるヒンズー教寺院のワット・プーと関連する仏教遺跡群、古代集落跡から世界遺産は形成されています。

ラオスの世界遺産(文化遺産):ルアン・パバンの町
(Town of Luang Prabang)

位置案内:ルアン・パバンの町

ルアン・パバンの町は、山岳の豊かな緑で取り囲まれた旧市街に旧王室及び多くの仏教寺院があり、ラオス伝統の建造物に、中国やベトナム、ヨーロッパなどの影響を受けた様々な様式の建造物が混在。

ルアン・パバンは地域の仏教の中心地として、14世紀から16世紀はラーンサーン王国(百万頭の象の王国)の首都ムアンスアと知られ、シルクロードの戦略的な位置としての影響も受けています。

三つの王国に分裂した混乱期間の後、1893年にフランスの支配が確立、ルアン・パバンは、シーサワーンウォン王朝の治世なか、再び宗教的な首都となり、1946年にヴィエンチャンが行政首都になるまで、首都の役割を果たしています。

ルアン・パバンは、フランス植民地時代とラオスの伝統的な建築様式、二つの異なる文化的伝統を反映、豊かな芸術的建築様式の融合を提供しています。

ルアン・パバンで現存する最も古い寺院は、ワット・シェントーンで14世紀の建造物、18世紀末に建立されたワット・マイは、3部分からなる伝統的なラオス建築構造の寺院。

英語表記:Town of Luang Prabang

所在地:ビエンチャン N19 53 20.004 E102 7 59.988(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iv)(v) 1995年登録

ラオスの世界遺産(文化遺産):ワット・プーと関連古代遺産群
(Vat Phou and Associated Ancient Settlements)

位置案内:ワット・プー

聖なる山と称えられ、神聖視されたカオ山とメコン川沿いに、5世紀頃から1000年以上に跨り、現在のラオス人民民主共和国チャムパサク県に古代都市が繁栄。

山麓と川の間の大規模な領域に建設された複雑な構造の建造物は、芸術性が高く更新された建造物は宗教的信念との関与を表しています。

クメール人によりカオ山麓の斜面に創建されたワット・プーはヒンズー教寺院で、10世紀から14世紀、クメール帝国が地域一帯を支配した東南アジア文化の例外的な資料を提供。

カオ山麓とワット・プーは、自然環境と宗教の強烈な信念との関与を表し、聖地として位置づけられ多くの人々の信仰を集めています。

英語表記:Vat Phou and Associated Ancient Settlements within the Champasak Cultural Landscape

所在地:チャムパーサック県 N14 50 54 E105 49 20(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iii)(iv)(vi) 2001年登録

ラオス人民民主共和国の世界遺産 一覧

ラオス人民民主共和国の世界遺産 登録リスト

登録年度順 登録名 登録区分
ルアン・パバンの町 文化遺産
ワット・プーと関連古代遺産群 文化遺産

ラオス人民民主共和国渡航に応じた安全対策の目安情報。

外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。

ラオス人民民主共和国渡航に対する危険情報