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信仰、崇拝の対象、樹木や湖、降雪に縁取られた美しい自然風景で知られる「富士山」、日本の近代化に貢献し、絹産業の国際的な技術革新を伝える「富岡製糸場と絹産業遺産群」があります。
アジア大陸東方、極東に位置する日本の世界遺産ツアーには、古代より風光明媚な景観を醸し出し、日本の信仰、文学、芸術に影響を与えた「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」、絹産業の技術革新により日本近代化に影響を与えた「富岡製糸場と絹産業遺産群」など、古代、中世、近代の史跡に風光明媚な山岳風景のなか、日本列島で独自の進化を遂げた種が息づく自然を巡る世界遺産ツアーがあります。

日本の世界遺産:富士山 信仰の対象と芸術の源泉 / 富岡製糸場と絹産業遺産群

富士山 信仰の対象と芸術の源泉

富士山は古来より神が宿る神域として日本人にとって畏怖の念を持つ山岳信仰の対象でありながら、赤富士、紅富士、ダイヤモンド富士、影富士、笠雲など、多彩な現象が見られ、絵画、文芸などへ多大な影響を与えています。

芸術風景ともなる美しい稜線を持ち、国際的に認められた風光明媚な富士山は、「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」として25の富士山域が世界遺産(文化遺産)に登録されています。

富岡製糸場と絹産業遺産群

開国直後、ヨーロッパなどの生糸輸出国が蚕の壊滅的な打撃により、日本の主要輸出品目の生糸が急激な需要増大、技術不足の大量生産により品質悪化で国際評価が下落。

そのため、蚕種貯蔵施設、製糸工場の建設、養蚕技術の改良など、フランスの技術を導入して、大量生産システムを確立した世界最大級の器械製糸工場「富岡製糸場」が設立されました。

導入された絹産業の技術革新により、日本近代化の役割を果たすことになった富岡製糸場の建造物が「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産(文化遺産)に登録されています。

日本の世界遺産(文化遺産):富士山 信仰の対象と芸術の源泉
(Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration)

位置案内:富士山

静岡県、山梨県に跨り湖沼や森林を周囲にしたがえ、標高3,776 m の孤独なほど美しくそびえる富士山は、日本の象徴として知られている活火山。

四季の変化とともに多様な景観を醸し出す富士山は、古来より日本の文学、美術に多大な影響を与え、その優美な風貌は国際的にも認知されています。

英語表記:Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration

所在地:静岡県、山梨県 N35 21 39 E138 43 39(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (iii)(vi) 2013年登録

日本の世界遺産(文化遺産):富岡製糸場と絹産業遺産群
(Tomioka Silk Mill and Related Sites)

位置案内:富岡製糸場

明治時代初期、フランス人技師によって立案され、フランスの技術を導入して設立された器械製糸工場「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、東京の北西、群馬県にに設立された富岡製糸場、田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴の産業遺産で登録されています。

英語表記:Tomioka Silk Mill and Related Sites

所在地:群馬県富岡市 N36 15 19 E138 53 16(緯度 経度:度分秒)

登録基準 (ii)(iv) 2014年登録

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