世界遺産ツアーと世界遺産一覧：中国の世界遺産
東アジアに位置する中国(中華人民共和国)には、仏教石窟寺院「莫高窟（ばっこうくつ）」、戦国時代から中国を統一した「秦の始皇帝陵」など、紀元前から１９世紀まで隆盛を誇った中国王朝の陵墓、王宮跡、石窟寺院などの宗教建造物、独特な版築建造物の世界遺産(文化遺産)が引き継がれています。
シルクロードの分岐点として国際交易を支えた敦煌は、砂漠のオアシスとして東西の交易隊が到着した都市、通商のみならず東西の文化、宗教が交差する都市として繁栄しました。
東西交易の玄関口・敦煌の郊外に、宗教建造物の莫高窟、西千仏洞、楡林窟などの遺跡が点在します。
仏教遺跡の石窟寺院「莫高窟」は、２０世紀初頭に大量の古文書、仏画類が発見されて以来、建築、彫塑、壁画の芸術性の高さに世界中の人々が注目するようになっています。
秦の始皇帝陵は始皇帝が葬られた場所で考古学史上、２０世紀最大の発見とされています。
陵墓周辺からは関連のある遺跡がたくさん発見され、特に兵馬俑群は約６千体の陶製の兵隊及び軍馬のリアルな描写と、規模の大きさは見る人を驚嘆させます。
莫高窟（ばっこうくつ）の創建は４世紀頃とされ、約１０００年の間、造築や修復が続けられた仏教石窟寺院。
長さ１.６ｋｍ、約４９０の石窟が掘られた「莫高窟」は仏教石窟寺院の代表的存在、甘粛省敦煌県の礫岩質の鳴沙山の断崖に廟があります。
石窟内部は、仏教の教えを説いた壁画がくまなく描かれ、２０００体余りの塑像（そぞう）が安置され、千仏洞とも呼ばれています。
英語表記：Mogao Caves
所在地：甘粛省敦煌県 N40 7 59.988 E94 49 0.012（緯度 経度：度分秒）
甘粛省酒泉市(敦煌市) N39 59 17.1 E94 51 04.5
登録基準 (i)(ii)(iii)(iv)(v)(vi) 1987年登録
莫高窟 観光地
莫高窟（Mogao Caves）：所在地 甘粛省酒泉市 N40 02 29.4 E94 48 32.9 ※ ⇒ Google Map
地下の埋もれた秦の始皇帝の軍団を地元住民が発見したのが１９７４年、その後、次々と俑坑（ようこう）が発見されています。
陵墓周辺には、実物大の陶製の軍人、軍馬、青銅の戦車や武器などが取り巻くように配置、始皇帝の死後の世界を守る警護兵だと考えられています。
英語表記：Mausoleum of the First Qin Emperor
所在地：陜西省西安市 N34 22 60 E109 5 60（緯度 経度：度分秒）
秦始皇帝陵博物院 所在地：陜西省西安市 N34 23 28.0 E109 16 40.9
登録基準 (i)(iii)(iv)(vi) 1987年登録
秦の始皇帝陵 観光地
秦の始皇帝陵（Mausoleum of the First Qin Emperor）：所在地 陜西省西安市 N34 23 06 E109 16 27.9 ※ ⇒ Google Map
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| 登録年度順 | 登録名 | 登録区分 |
| １ | 九寨溝渓谷景観と歴史地域 | 自然遺産 |
| ２ | 黄龍の自然景観と歴史地域 | 自然遺産 |
| ３ | 武陵源の自然景観と歴史地域 | 自然遺産 |
| ４ | 雲南の三江併流保護区 | 自然遺産 |
| ５ | 四川省のジャイアントパンダ保護区 | 自然遺産 |
| ６ | 中国南方カルスト | 自然遺産 |
| ７ | 三清山国立公園 | 自然遺産 |
| ８ | 中国丹霞 | 自然遺産 |
| ９ | 澄江の化石出土地域 | 自然遺産 |
| １０ | 新疆天山 | 自然遺産 |
| １ | 泰山 | 複合遺産 |
| ２ | 黄山 | 複合遺産 |
| ３ | 峨眉山と楽山大仏 | 複合遺産 |
| ４ | 武夷山 | 複合遺産 |
