ワシントンD.C.(Washington, D.C.)の北西、約2,850km、ワイオミング州(State of Wyoming)の州都シャイアン(Cheyenne)の北西、約615km圏内に位置するイエローストーン国立公園は、面積約8,983.49k㎡ の広い領域を占有、ワイオミング州北西部を中心として、モンタナ州及びアイダホ州の比較的小さな領域に隣接、重要な地質学的現象のプロセスを公開する保護された地域で1872年、多彩な自然が織りなす世界初の国立公園に制定されています。
クルエーン/ランゲル-セント・エライアス/グレーシャー・ベイ/タッチェンシニー-アルセクは、ワシントンD.C.(Washington, D.C.)の北西約4,930km に位置、米国アラスカ南東部とカナダ・ユーコン準州南西部、ブリティッシュ・コロンビア州北西部の境界を跨る世界最大規模の国立公園自然保護区。
生物地理区の新北区に位置するイエローストーン国立公園は、空路で北から南へ101km、西から東へ87km、土地面積(8,983.49k㎡ )の約96%がワイオミング州、3%がモンタナ州、1%がアイダホ州に跨り、大規模な野生生態系プロセスの保全、研究、および観賞のために比類のない機会を提供、希少な野生生態系の一つとして絶滅危惧種が繁栄する地熱の影響に自然の美しさが顕性するユニークな国立公園。
公園の土地面積80%を森林が占有、残りの大部分が草原で構成、川と湖は、陸地面積の5%をカバー、最大の水域は海抜2,357m に位置するイエローストーン湖で352.2k㎡ を占有、水深120m、180kmの湖岸線を有しています。
草原から森林、緩やかに蛇行する川、標高3,000m級の氷河を頂く山々、深さ数百mの壮大な峡谷、大小さまざまな多数の滝と湖沼群に、小さなシダ、大規模セコイアなど、石化植物約150種による世界最大の自然コレクションを保持。
45kmから75kmに及ぶ世界最大のイエローストーンカルデラを含む風光明媚な国立公園内には、目にとまる間欠泉の一つ、オールドフェイスフルガイザー(Old Faithful Geyser)をはじめとする他に類のない数千を超える温泉から泥ポット、噴気孔にいたる変化に富んだ熱水現象の地形を擁しています。
広大な森林と大草原のユニークな植物種が生育する国立公園は、亜高山帯の森林が最も豊富なサウス・セントラル・ロッキーズ森林(South Central Rockies forests)生態系の一部を構成、希少種および絶滅危惧種を含む哺乳類、鳥類、魚類、爬虫類の何百種が確認された地球の北温帯でほとんど無傷の生態系が残る、多様な野生生物が生息するグレーターイエローストーン生態系を形成。
イエローストーン国立公園は、グリズリー、オオカミ、公共による放し飼いのアメリカパイソンの群れやヘラジカなど、米国本土で最大かつ最も有名な大型動物相が生息する数少ない地域となっています。
イエローストーンは、スネーク川平原の北東端から延びる山麓を通じ、西約640km のアイダホ州ボイシーからU型の弧で、静止するマントルホットスポットを横断した痕跡の特徴が、プレートテクトニクスにより約1700万年最後の北米プレートのルートがトレースされています。
地殻下ホットスポットの最近の徴候が現代のイエローストーン国立公園の風景で、イエローストーンカルデラは、例外的な大きな爆発的噴火によって形成されたスーパーボルケーノと呼ばれる北米最大の火山システム。
イエローストーンの下にあるマグマ溜まりは、長さ60km、幅29km、深さ5km~12km、単一の接続チャンバーと予想され、現在のカルデラは、64万年前に起こった噴火の激変によって形成され、放出された火山灰、岩、火砕性の物質は1,000km³を推定、この噴火は、1980年のセントヘレンズ山の噴火よりも1,000倍以上とされています。
英語表記:Yellowstone National Park
所在地:ワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州 N44 27 38.016 W110 49 40.008(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (vii)(viii)(ix)(x) 1978年登録
北米大陸の太平洋側北部、米国、カナダとの境界線に沿ったクルエーン国立公園保護区(Kluane National Park and Reserve)、ランゲルーセント・エライアス国立公園(Wrangell-St. Elias National Park and Preserve)、グレイシャー・ベイ国立公園(Glacier Bay National Park)、タッチェンシニー・アルセク公園(Tatshenshini-Alsek Provincial Park)の保護された4つの自然公園は、登録面積9,8391.21k㎡を占める世界最大の自然保護区。
最高峰のローガン山(標高:5,959m)、セント・エライアス山(標高:5,489m)など、海抜5,000m級の山々が連なり、領域面積の大部分に広がる壮大な山岳地帯を構成、太平洋から吹き込む湿った空気が山脈と出会って大量の雪を降らせ、北米大陸最大の山麓氷河を形成、主要な三十の河川はドレイン領域となって巨大なシルト岩を運び、絶えず風景を再形成しています。
海面から4500mを超える沿岸からサブツンドラ(subtundra)の範囲に豊かな生物多様性の生態系が維持され、保護されたハイイログマの最大の固体数、単一ドールビッグホーンの集団など、様々な野生生物が繁栄する豊かな生息地に、人の最小限の開発を組み合わせた海洋、沿岸、野生の川と高い山岳景色を提供しています。
英語表記:Kluane / Wrangell-St Elias / Glacier Bay / Tatshenshini-Alsek
所在地:アメリカ合衆国、カナダ N61 11 51.3 W140 59 31.1(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (vii)(viii)(ix)(x) 1979年登録、1992年、1994年拡張
登録年度順 | 登録名 |
1 | メサ・ヴェルデ国立公園 |
2 | 独立記念館 |
3 | カホキア墳丘群州立史跡 |
4 | プエルトリコのラ・フォルタレサとサンフアン歴史地区 |
5 | 自由の女神像 |
6 | チャコ文化国立歴史公園 |
7 | シャーロッツビルのモンティチェロとバージニア大学 |
8 | プエブロ・デ・タオス |
9 | パーヴァティ・ポイントの土構造物群 |
10 | サン・アントニオ伝道施設群 |