世界遺産ツアーと世界遺産一覧：パナマの世界遺産
コイバ国立公園とその海洋保護特別地帯は、パナマ市の南西約３２０ｋｍ 圏内、ベラグアス県（Provincia de Veraguas）及びチリキ県（Provincia de Chiriqui）の太平洋沖に位置、コイバ国立公園の登録面積２,７０１ｋｍ² のうち海域は２,１６５ｋｍ²、海洋保護特別地帯が面積１,６０７ｋｍ² を占有するチリキ湾の海洋保護区、熱帯東太平洋に浸漬される熱帯東太平洋・海の回廊の一部を形成する海域、チリキ湾に点在するコイバ島を初めとした海洋及び大陸両方に影響された特性を持つ海洋沿岸と島嶼生態系が含まれています。
コイバ国立公園とその海洋保護特別地帯は、絶滅の瀕した動物の最後の避難場所及び渡り鳥のための重要な聖域で、海洋全体の生態系バランスを維持するため、サメ、ウミガメ、クジラやイルカの海棲哺乳類を含め、地域レベルの漁業に重要度の高い外洋性魚種のための重要な地域となっています。
たぐいまれな美しい風景を作り出す特徴を兼ね備えるコイバ国立公園とその海洋保護特別地帯は、哺乳類、鳥類、植物の固有性が非常にレベルの高い生息地で、優れた自然の研究所として、熱帯東太平洋の生態学的な鍵となる重要な領域を提供しています。
英語表記：Coiba National Park and its Special Zone of Marine Protection
所在地：ベラグアス県、チリキ県 N7 25 58.8 W81 45 57.6（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ix)(x) 2005年登録
