古代メキシコの早期都市構造のユニークな証言を保持するテオティワカンとその渓谷は、メキシコ合衆国の首都メキシコ・シティ(連邦区、Distrito Federal)の北東約48km、メヒコ州(Estado de Mexico、メキシコ州)テオティワカン・デ・アリスタ(Teotihuacan De Arista)とメヒコ州サン・マルティン・デ・ラス・ピラミデス(San Martin De Las Piramides)の地方自治体に位置する実地調査で最も長い歴史を持つ考古学的な遺跡の1つ。
2つの異なる文化遺産で構成されたオアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡は、メキシコ・シティ(連邦区、Distrito Federal)の南東約370km 、登録面積375ha、緩衝地帯121haを占有、北東メキシコ山脈、標高3,703mのシエラ・マドル・デル・シュルに形成されたくぼ地、オアハカ中央渓谷として知られている地域に位置。
人間の居住が紀元前にはじまった登録面積33.8171km²を占有する古代都市テオティワカンとその渓谷が、米大陸で最大25,000人の定住者を抱える古代都市の一つへ発展したのが紀元1世紀から紀元7世紀間と推測され、都市計画は、「死者の大通り」を横断するようにしたサンファン川(San Juan River)など、テオティワカン渓谷の自然要素が統合されています。
古代都市は、南北に指向された基準線に沿って計画的な記念碑建築物の複合体が並び、太陽と月のピラミッド、同様に羽毛ある蛇の寺院として知られているケツァルコアトル(Quetzalcoatl)の大きな神殿が目立ちます。
都市の民事、宗教的な建築様式の1つの特徴は、顕著な文化的特徴とするタルー・タブレロ(talud-tablero)で、また、相当数の建築物が世界観とその時の実環境で構成された壁画で装飾されています。
英語表記:Pre-Hispanic City of Teotihuacan
所在地:サン・マルティン・デ・ラス・ピラミデス/テオティワカン・デ・アリスタ N19 41 30.012 W98 50 30.012(緯度 経度:度分秒) ※ユネスコ世界遺産リスト
登録基準 (i)(ii)(iii)(iv)(vi) 1987年登録
オアハカ歴史地区とモンテ・アルバンの古代遺跡は、高原の都市オアハカ州オアハカ(Oaxaca)、ソソコトラン(Xoxocotlan)、クイラパム(Cuilapan)に位置、オアハカ歴史地区は、スペイン植民地時代に地震多発地域に適応した堅固でボリュームある建築物がグリッドパターン上に構築された美しい町並みの歴史都市。
モンテ・アルバン遺跡は、彫刻が施された神聖な地形のシンボルとされ、民族継承によって、1,500年間に亘り居住した、オルメク族、サポテク族、ミステク族のテラス、ダム、運河、ピラミッドなどの遺跡が点在します。
オアハカ州の州都オアハカ市(オアハカ・デ・ファレス:Oaxaca de Juarez)は、スペイン植民地以前にサポテク族グル-プが占拠する小さな谷間で築き、スペイン征服後の1529年当初はアンテケラ(Antequera)の名称で呼ばれています。
英語表記:Historic Centre of Oaxaca and Archaeological Site of Monte Alban
所在地:アハカ州オアハカ、ソソコトラン、クイラパム N17 3 42.984 W96 43 18.012(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (i)(ii)(iii)(iv) 1987年登録
登録年度順 | 登録名 |
1 | シアン・カアン |
2 | エル・ビスカイノのクジラ保護区 |
3 | カリフォルニア湾の島々と保護地域群 |
4 | オオカバマダラ生物圏保護区 |
5 | ピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域 |
6 | レビジャヒヘド諸島 |