世界遺産ツアーと世界遺産一覧：エクアドルの世界遺産
米州スペインの最も広範かつ最も保存状態の良い歴史的中心地の一つを有するエクアドルの首都・キトは、１５３４年、スペインによってインカの都市遺跡に設立、標高２,８１８ｍのアンデスに隔離され、ピチンチャ火山（標高４,７８４ｍ、Pichincha Volcano）の斜面に沿って南北に広がり、パネシリョ（Panecillo）の丘とイチンビア（Ichimbia）の丘に囲まれて、登録面積３２０ｈａを占有します。
サンタ･アナ･デ･ロス･リオス・クエンカの歴史地区は、エクアドル南部、首都キトの南約３１０ｋｍ圏内、アンデス山脈の中心部に位置、自然環境と密接な関係を持つ内陸高地の都市で、４つの河川トメバンバ川（Tomebamba River）、ヤヌンカイ川（Yanuncay River）、タルキ川（Tarqui River）、マチャンガラ川（Machangara River）で灌漑された谷間に設立されています。
すぐれた実例を提供するキトのバロック校（Escuela Quitena、キトの学校）は、先住民族とヨーロッパの伝統芸術を結集し、ユニバーサルアートで米州スペインに最も大きな貢献をしたことで有名です。
芸術の高さは、スペイン植民地時代のサン・フランシスコ教会（Church of San Francisco）、サン・ドミンゴ教会（Church of San Domingo）、サン・オーガスティン教会（Church of San Augustin）、ラ・コンパナ教会（Church of La Compana）、ラ・マーセド教会（Church of La Merced）、グアプルコの聖域（Sanctuary of Guapulco）、サン・ディエゴ（San Diego）、レコレタ（Recoleta）など、主要な宗教的拠りどころで表され、これらは、建築視点の芸術的価値だけではなく、祭壇画、絵画、彫刻など、装飾的な要素も認識されています。
英語表記：City of Quito
所在地：ピチンチャ県キト N0 0 14 W78 30 0（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ii)(iv) 1978年登録
アスアイ県の県都クエンカの町、サンタ･アナ･デ･ロス･リオス・クエンカの歴史地区は、登録面積 ２２４.１４ｈａ、緩衝地帯 １８.３８ｋｍ² を占有、２０世紀前半まで占領された地域でプマプンク（Pumapungo）のような考古学的遺跡と古代の回廊地帯が含まれ、内陸部に都市計画されたスペインの町（entroterra、後背地）が、米州にルネッサンス都市計画の原則を伝えた重要な証拠となるすぐれた例と称されています。
サンタ･アナ･デ･ロス･リオス・クエンカの歴史地区は、スペイン王カール５世（1500年～ 1558年）によって発行された３０年前のガイドラインに従って１５７７年に設立され、オリジナルの直交プランを４世紀以上にわたって保存しています。
英語表記：Historic Centre of Santa Ana de los Rios de Cuenca
所在地：アスアイ県 S2 52 60 W78 58 60（緯度 経度：度分秒）
登録基準 (ii)(iii)(iv)(vi) 1999年登録
| 登録年度順 | 登録名 |
| １ | キト市街 |
| ２ | サンタ･アナ･デ･ロス･リオス・クエンカの歴史地区 |
| ３ | カパック・ニャン アンデスの道 |
| 登録年度順 | 登録名 |
| １ | ガラパゴス諸島 |
| ２ | サンガイ国立公園 |
外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。
