コロンビア西部、首都ボゴタの北東約200km圏内に位置するコロンビアのコーヒー産地の文化的景観は、コーヒー農園の自然、経済、文化的な特徴を提示する継続的な生産活動の文化的景観で、山岳地帯では共同栽培されるコーヒー農園もある18都市の集落を統合した6地域、登録面積1,411.2km²、緩衝地帯2,070km²から構成されています。
カパック・ニャン アンデスの道は、数百年にわたるプレ・ヒスパニック・アンデス共同体によって建設された広範な道路ネットワーク、インカ帝国の統合中、ペルー共和国のクスコを拠点に、南米6ヶ国、ペルー共和国、アルゼンチン共和国、ボリビア多民族国、チリ共和国、コロンビア共和国、エクアドル共和国に跨る登録面積114km²、緩衝地帯6630.69km²を占有する総延長3万キロ以上に上る広範な道路網が構築され、15世紀に最大規模に達し、通信、貿易、防衛及び地域住民などに利用されています。
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観は、19世紀に到着したアンティオキア県移住者の適応プロセスの結果であり、今日まで持続するコーヒー生産の伝統に深く根ざした経済と文化を形成。
コーヒー産地は険しい山脈にあり、コーヒー農園の険しい地形は特徴的な25度以上の斜面(55度)を誇り、これらの並はずれた地理的特徴は、小さな直交プロットレイアウトに影響を及ぼし、カフェテロス(cafeteros、コーヒー農家)の建築類型、生活様式、土地利用技術に影響を与え、独特の生活様式が、世代から世代に伝わる遺産に基づく、伝統的な土地所有権と特有の小規模農場生産システムに関連しています。
英語表記:Coffee Cultural Landscape of Colombia
所在地:コロンビア N5 28 18 W75 40 54(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (v)(vi) 2011年登録
カパック・ニャン アンデスの道路網は、インカが実施した政治的な事業実行の成果であり、国の公共事業として経済、社会、文化的プログラムの下で、町と生産と信仰の中心地を結びつけています。
道路網は、インカ帝国(Tawantinsuyu)の首都であるクスコの中央広場にから主要な4つの基幹道路に基づき、いくつかの支線道路網に接続され、相互接続などの結合を確立、616.06kmに及ぶカパック・ニャン(Qhapaq Nan)の商業産業基盤に加え、インカの建築及び土木工事の業績を強調する137の構成区域および308の関連する考古学的な貯蔵所、宿泊施設、宗教上重要な場所があります。
英語表記:Qhapaq Ñan, Andean Road System
所在地:コロンビア、ペルー、アルゼンチン、ボリビア、チリ、エクアドル
S18 15 0 W69 35 30(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (ii)(iii)(iv)(vi) 2014年登録